カワウソ10匹を密輸・タイで日本人女子大生が逮捕される

先月10月29日、興味深いニュースが飛び込んできました。日本の女子大生がタイからカワウソ10匹を密輸しようとしてタイ当局に逮捕されるという事件が起きました。

今回はこの事件について記事にしてみようと思います。

カワウソ10匹を密輸・タイで日本人女子大生が逮捕される

カワウソ

カワウソを密輸

2017年10月26日、タイのドンムアン国際空港で、空港カウンターにて預けられたスーツケースの中にカワウソの赤ちゃん10匹が入っていました。

これを日本に密輸しようとした疑いで逮捕されるという事態になりました。逮捕女性は「売られているのを見てかわいそうだと思い購入した」と供述しているようです。

ちなみにこのカワウソは1匹あたり1000バーツ、日本円にして約3500円ほどで購入されたとのことです。

日本でのカワウソの販売価格は?

この事件で逮捕された女性の供述では、かわいそうだと思ってとのことですが、ほぼ100%転売目的とみて間違い無いでしょう。

ということは日本国内でカワウソが高値で取引されているということが考えられますので、リサーチしてみました。

最近テレビでも取り上げられるなど、ペットとしてもブームのようで、その販売価格はなんと・・・60万円以上ほどするようです。60万円以上!?もするの?高すぎます。

そもそも日本での流通量が少ないことが理由のようです。もともと日本でも生息していたカワウソも乱獲が原因で、2012年に絶滅種に認定されてしましました。

また人工での繁殖が難しく、個体数自体が少ないため高額になってしまうようです。そして、意外にも寿命が長く、20年近く生きることあるようです。

人懐っこい性格で、実はペットとして飼うことも可能なようです。

ちなみに上記の販売価格から考えると、1000バーツ、約3500円で10匹購入されたカワウソを、仮に日本国内で販売したとすると、なんとその金額は破格600万円以上になります。

女子大生がこういう密輸を行うということは、金の密輸同様、このようなビジネスが成り立っている!?ということなのでしょうか。

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カワウソの密輸は「ワシントン条約」違反です

特にタイなど東南アジアから「コツメカワウソ」を持ち込むのは完全にワシントン条約違反になります。カワウソも条約で輸入が制限されている動物なのです。

ちなみに「動物の輸入届出制度」の要件を満たせば、輸入は可能?のようです。どちらにしてもハードな手続きが必要になります。

合法的に指定動物を持ち込むには

厚生労働省・動物の輸入届出制度

成田空港検疫所・動物を持ち込むには

こちらに詳しく書いてありましたので、ご参照ください。基本的には輸入は禁止のようですが、届けを出せば輸入できるんですね。

ただ、このコツメカワウソは、レッドリストで「VU(危急種)」ということで、輸出国が許可証を出すにはかなりハードルが高いという現状があるようです。

日本になんでカワウソがいないのか?

日本でも古来にはカワウソは北海道を含めて日本各地にいました。日本固有の「ニホンカワウソ」と「ユーラシアカワウソ」の2種類がいたと言われています。

しかし、明治時代以降、特に日露戦争を境に、そのすぐれた防寒性と耐水性から兵士の毛皮として使用され、乱獲されるようになりました。

これが第二次世界大戦頃まで続きます。また、カワウソの肝は結核などの治療のために漢方薬に利用され、高値で取引されたことも減少の一因となりました。

また、戦後になると日本各地が開発され、カワウソが生息できる環境がなくなっていくことになりました。そして、1979年を最後に人々の前から姿を消し、2012年に絶滅種と認定されました。

38年ぶりに日本国内でカワウソ?対馬で撮影される

先日喜ばしいニュースが入ってきました。長崎県の対馬でカワウソが撮影されたというニュースです。

日本経済新聞・国内にカワウソ、38年ぶり 対馬で撮影

どうやら、オスとメスの2体が確認されたとのことです。専門家のお話では、日本固有の「ニホンカワウソ」ではなく「ユーラシアカワウソ」のようです。

いずれにしてもかわいらしいカワウソが日本でも生息しているということは喜ばしいことですね。

まとめ

このカワウソの密輸は今回の女子大生のケースだけではなく、今年に入ってからも数件が発覚しています。

いかに日本国内での転売金額が高額でも違法なことはダメですね。とはいえ約3千円で買ったものが60万円以上で売れるなんて。かなりびっくりですね。

悪いことはいけないですが、お金儲けを考える人たちもいろいろな方法を考えるものですね。

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