ジカ熱・2017年タイに上陸したウイルス感染症 どのような対策を

世界的に猛威を振るっているジカ熱に感染する患者が、タイでもちらほらと出てきています。ジカ熱はデング熱などのように蚊によってウイルスが媒介される感染症です。

日本に帰国すると空港の一番初めのカウンターでもジカ熱に関するインフォメーションを見かけるようになりました。

いつも謎に思っていたサーモグラフィーで体温を感知しているカウンターです。そのエリアはいつスルーですね。高熱の方は止められるのでしょうか?

今回の記事では、名前は知っているけどどういう病気なの?という疑問とともにジカ熱について調べてみようと思います。

ジカ熱・タイに上陸したウイルス感染症 どのような対策を?

ジカ熱とは

ジカ熱(Zika fever)は、ジカウイルスによって引き起こされる病気です。アジア、アメリカ、アフリカ、太平洋で感染が発生しています。日本では、2016年2月5日に、4類感染症として指定されています。

最初の流行は、2007年にミクロネシア連邦のヤップ島で発生しました。そして、アメリカ大陸で2015年12月から流行が発生します。

2015年のものは、2016年2月1日、世界保健機関により国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態が宣言される事態に発展するに至りました。

ジカ熱の症状は

ジカウイルスを持っている蚊に刺されてから、数日から1週間程度の潜伏期間を経て発症する。ちなみに発症しない人も多いようです。

症状は、軽い発熱、関節痛、筋肉痛、頭痛などです。同じく東南アジアでも流行するデング熱と似ていますが、デング熱ほど重症化しません。

現在、有効なワクチンや薬はありません。安静にすることで、長くとも1週間以内には回復に向かいます。ジカ熱を直接的な原因とする死者は出ていません。

ジカ熱の感染経路は

蚊からの感染

ジカウイルスは蚊を宿主とするウイルスであり、蚊に刺されることでウイルスを媒介し、発症に至ります。

特に東南アジアに生息するネッタイシマカや日本にも多く生息するヒトスジシマカなども媒介者としての役割を果たすため対策が必要です。

母子垂直感染

ジカウイルスが羊水から検出されたことから、母子感染を引き起こす可能性があるとされていて、小頭症を引き起こすと考えられています。

体液からの感染

性交渉などによる体液からの感染も確認されています。2016年2月にCDCは体液からの感染が推定される報告があることから、帰国後の接触に対して時間的に余裕を持つようにガイドラインを出しました。

ジカ熱はなぜこわい?

感染しても症状が軽く、または症状が出ない可能性も高いジカ熱が、なぜ恐ろしい病気として考えられるのか?

小頭症のリスク倍増・妊婦さんへの感染がこわい

妊婦さんがジカ熱に感染することによって、お腹にいる胎児に母子感染する可能性があります。胎児がジカ熱に感染することで小頭症になるリスクが倍増してしまうと言われています。 

小頭症の赤ちゃん、その母親の胎盤の双方からジカ熱ウイルスのRNAが発見されたことから、ジカ熱は小頭症の原因になると言われています。

また、小頭症で亡くなった赤ちゃんの脳の組織からジカ熱ウイルスが検出されたという報告もありました。

体に麻痺を起こすギラン・バレー症候群との関連性

2016年には世界保健機構が小頭症と共に調査の標準化・強化、因果関係の研究を宣言しました。

ジカ熱が大流行したブラジルにて、2月5日ブラジルリオデジャネイロ州でギラン・バレー症候群の急増が報じられ、コロンビアでは3人の死者が出ていることが発表されました。

タイでのジカ熱の状況

2017年タイでのジカウイルス感染症患者は、33都県の544人、11月25日―12月1日ではバンコクと近隣のノンタブリ県、サムットサコン県、パトゥムタニ県の計13人でした。

ジカ熱は症状が出ないケースが多く、実際の患者数は発表を大きく上回るとみられます。

タイ保健省によると、2016年1月〜2017年11月にタイ国内で確認されたジカウイルスによる小頭症は2例(中部サムットサコン県)、先天性ジカ症候群は1例(北部スコータイ県)です。

同期間にジカウイルス感染が確認された妊娠中の女性は119人、ギラン・バレー症候群は3例(北部ペチャブン県、中部サムットソンクラーム県、サムットプラカン県)でした。

厚生労働省検疫所 ジカウイルス感染症の発生状況 (更新34)

ジカ熱を防ぐためにどんな対策が?

 ジカ熱

蚊を発生させない

ウイルスを媒介する蚊を発生させないために、発生源をなくしましょう。家の周りで水の溜まるような場所を作らないようにしましょう。

蚊に刺されない

なるべく肌を露出しないようにしましょう。でも常夏のタイで長袖、長ズボンはちょっと厳しいですかね。ちなみに蚊は色の濃いものに近づく習性があるようです。

虫除けスプレーや蚊取り線香を使ってみましょう。ちなみにタイには安価で虫除けスプレーが売っていますので安心です。

蚊は寒いところが苦手らしいです。お部屋を冷房でキンキンに冷やしてみる。蚊に刺される前に風邪ひきそうですね。

蚊は強い匂いを嫌うようです。ということで何日もお風呂に入らない、強い匂いのものを食べ続ける。でも人間として成立しない可能性は高いです。

まとめ

その昔、友人がタイのサムイ島から帰国後、デング熱を発症して1週間ほど入院するということがありました。ありえないほど高熱が出たようです。

私もバックパッカーで東南アジアを周遊していた時、タイの田舎で酔っ払って、公園で寝てしまって、おそらく1晩で50か所以上蚊に刺されたことがあります。

それでも病気にならなかったので、こればかりは運次第でしょうね。ちなみに50カ所近く刺された翌日に海で消毒したから大丈夫だったのかもしれなません。傷口に塩ですね。

ということで、これから年末年始にかけてタイに行く方、特に妊婦さんがいましたら、特に注意が必要ですね。

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