バーツ高 なぜ続くのか!? 円高・ドル安でもバーツ安にならない理由とは!?

バーツ高 はなぜ続くのでしょうか!? 2018年に入って、アメリカドルに対して円高が進行していますが、バーツ安にはなりません。

それでは、ここまでタイバーツが強いのはどういう理由があるのでしょうか!? ということで、今回は、タイバーツが強い理由について、記事にしたいと思います。

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バーツ高 なぜ続くのか!? 円高・ドル安になっても円高・バーツ安にならない理由とは!?

円高・ドル安局面の現状!!

 バーツ高

2017年の秋頃から年末にかけて、1アメリカドルが114円ほどと円安傾向でしたが、2018年の円相場は、1ドルが108円にタッチするなど、円高傾向となりました。

現在も1ドル109円前後で推移しているので、昨年末からは若干の円高傾向です。よって、ここ半年の円相場は円高ドル安となりました。

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なぜバーツ高が続くのか!?

日本円とドルでは、円高に振れた円相場ですが、円とバーツに関しては、1万円が2,800バーツ台にほぼ固定された状況です。

詳しくはロイターの外国為替チャート|円/バーツで確認できます。ちなみに2017年からも順調に円安・バーツ高となりました。

それでは、なぜここまでタイバーツは強いのでしょうか!? バーツ高が続いている理由を考えてみようと思います。

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なぜタイバーツは強いのか!?

堅調に推移するタイ経済!!

 バーツ高

バーツ高の一番の理由は、タイの国力が上がっているからでしょう。堅調に推移しているGDP、平均賃金や物価の上昇も顕著です。

また、円とバーツを取り巻く環境にも特徴があり、タイの至る場所で日本製品を見かけます。そして、走っている自動車も多くが日本車です。

このように日本の輸出関連企業は円安、バーツ高によって大きな利益を生むので、日本企業にもバーツ高は好都合となります。

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タイが途上国から先進国へ!!

タイは今まで発展途上国と言われてきましたが、現在は先進国に移り変わっていく過渡期に突入しています。以前は日本企業も人件費の安いタイを求めて工場を作りました。

しかし、近年は物価や給与の上昇によって、タイの人件費は魅力的ではなくなってしまい、実際に日本企業も他のアジア各国に拠点を移してします。

ただ、タイが完全に先進国へ移り変わっていくために必要な技術が備わっているかというとそうではありません。中進国という階段の踊り場に停滞している状況なのです。

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バーツ安になる可能性は!?

2018年は、ある程度安定したバーツ高相場が続くと考えられます。もし、バーツが弱い状況に転換するとすれば、今年行われる予定の選挙の結果次第でしょう。

今年の11月に選挙が行われ、現在の軍事政権から民政に復帰する予定です。しかし、この選挙にあたって、政治的な衝突が起きる可能性もあります。

この不安定な政治の状況が経済に与える影響も大きいと言われていますが、順調な経済を取り巻く環境からバーツ安に転換する可能性は低いと言って良いでしょう。

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バーツ高が旅行者に与える影響とは!?

以前は1万円が3,000バーツを下回ることはありませんでした。よって、バーツ高は基本的に旅行者にはとても厳しい状況です。

数年前には1万円が4,000バーツだった時代や3,500バーツというタイミングもありました。これが現在は3,000バーツを余裕で切るバーツ高となっているのです。

仮に500バーツあれば、屋台で10食食べることができ、タイマッサージを2時間受けることができます。また、仮に10万円を両替すれば、5,000バーツの差です。

このようにバーツ高、為替レートの差は、物価の安いタイでは特に大きな破壊力があり、バーツ高で旅行をやめる人もいると言われています。

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タイのバーツ高と日本の関係は!?

 バーツ高

日本では円安の影響で外国人旅行者が激増するインバウンドバブルの状況が続いており、特に東京や大阪などの大都市圏はその恩恵を受けています。

このような日本に安く旅行に行くことができる円安の状況は、より多くの消費が生まれ、日本の観光産業にはとても有利な状態です。

同じくバーツ安の状況では旅行者もよく多くのお金を使います。きっと海外旅行では先に予算を決めるのではないでしょうか!? 私も大体10万円と決めています。

仮にタイで日本円10万円を使った場合、1万円が3,500バーツであれば、3万5,000バーツになりますが、これが2,800バーツであれば、2万8,000バーツです。

つまり7,000バーツ分の消費が為替レートの差で変わります。ちなみに7,000バーツはタイの地方都市では、ほぼ1か月の平均収入と言って良いでしょう。

よって、タイのような世界的にも有名な観光大国では、観光産業もこのバーツ高は外貨獲得にとって都合が悪く、とても深刻な状況となってしまうのです。

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さいごに

2018年もしばらく円安、バーツ高の状況が続きそうです。私は少しでも早くバーツ安になって欲しいと思っていますが、しばらくは厳しい状況が続くでしょう。

しかし、最近のタイバーツは本当に強すぎます。これから夏にかけてタイ旅行者も増えるので、もう少しだけ旅行者に優しいレートになって欲しいものです。

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