タイ北部 チェンライ県の洞窟で少年ら13名が行方不明になってから既に5日が経過し、タイ国内外でも連日ニュースになっています。
タイ軍の特殊部隊や洞窟専門家、ついに米軍までが救出に乗り出しました。ということで、今回は、気になる洞窟の行方不明について、記事にしてみようと思います。
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タイ北部 洞窟で少年ら13名が行方不明!! 特殊部隊や専門家!! 米軍も救出チームを派遣!!
この記事の目次
タイ北部チェンライの洞窟で少年ら13名が行方不明!!
ミャンマーとの国境にほど近いタイ北部の都市チェンライの国立公園の中にあるタムルアン洞窟で、地元のサッカーチームに所属する少年ら13名が行方不明になっています。
今月の6月23日から連絡が取れなくなり、どうやら少年たちは入口から5キロ以上奥にいるのではないかとの情報もあります。
ちなみにこの洞窟は地元では有名な場所で、少年たちも何度か訪れているようですが、連日の集中豪雨で洞窟内に水が貯まり、引き返せなくなってしまったようです。
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タイの6月は雨期!! 雨が最も多い季節!?
タイは5月の中旬位から雨期になります。雨期のタイはその名前の通り、1年の中でも特に雨の多い時期で降水量が増えるシーズンです。
基本的には激しいスコールは降っても、カラッとしているイメージがあるでしょう。しかし、この雨期のシーズンは長雨が続くこともよくある風景なのです。
また、激しい豪雨が続くこともあり、河川が氾濫したり、水捌けの悪い場所ではしばしば洪水になることもあります。
ちなみにこの洪水はバンコク都心でも普通に発生します。昨年には多くの旅行者が訪れるスクンビットでも道路が冠水し、水の深さが数十センチに達したこともありました。
結果、大型のショッピングモールにも水が流れ込み、臨時休業するような事態になることもあるので、雨期の豪雨にはやはり注意が必要でしょう。
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タイ軍特殊部隊と米軍が救出作業へ!!
この洞窟での行方不明に、タイ軍特殊部隊やイギリスの洞窟専門家、アメリカ軍も救出に乗り出し、27日にはボランティアを含め、約2,000人が駆け付けました。
しかし、救出作業は難航しています。この洞窟が全長7キロ以上続き、普段は探検家や地元の人々しか訪れません。
また、7月〜11月までの雨期の間は通常立ち入り禁止になり、この時期には崩落が起きることもあるようです。
加えて、アップダウンが続く洞窟内部に集中豪雨によって雨水が貯まり、深い場所では5メートルもの水深に達している部分もあると発表されています。
よって、この雨水をポンプを使って排水する作業が昼夜続いていますが、救出作業は難航しているようです。
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タイ全土が救出に祈りを!!
現在も全力で救出作業が続いていますが、行方不明からすでに5日が経過、タイ全土からも多くの人々が祈りを捧げています。
私たちのような日本人旅行者は、洞窟探検に出かける人はいないと思いますが、やはり自然の前では人間は無力です。
また、日本でも異常気象が続いています。思いがけず火山が噴火したり、強力な台風や局地的な集中豪雨も起こりうるので、災害には十分な注意が必要でしょう。
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少年たちは無事救出!! ダイバー1名が犠牲に!!
行方不明が発覚してから約2週間後までに閉じ込められた13名は無事救助されました。しかし、この救助作業でタイ人のダイバー、サマン・グナン氏が命を落としています。
そして、現在洞窟の近くに像が設置され、救出劇の英雄として称えられていますが、この洞窟自体はちょっとした観光スポットになっています。
基本的に洞窟内は立ち入り禁止ですが、周辺には露店が立ち並び、外国人旅行者がツアーで訪れるようになりました。
このように、なんでも商売やビジネスチャンスにしてしまうタイ人にはある意味頭が下がりますが、犠牲者が出てしまった事実だけは風化させてはいけないと私は思っています。
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さいごに
雨期のタイはスコールも含めて特に雨の多い季節です。場所によっては全然雨が降らないこともありますが、基本的には日本の雨とは規格が異なります。
私も数年前の8月にタイの海で集中豪雨によって、遭難しそうになった経験があります。よって、山や海に出かける人は、最低限の注意を怠らないようにしましょう。
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