ノンイミグラントO-X タイに10年滞在できるロングステイビザの条件は!?

ノンイミグラントO-X タイに1年滞在可能なロングステイビザが延長され、最長10年滞在できるロングステイビザが新たに承認されました。

満50歳以上であれば、条件を満たせば申請可能です。ということで、今回は、タイに10年滞在できるノンイミグラントO-X(ロングステイ10)について、記事にしたいと思います。

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ノンイミグラントO-X タイに10年滞在できるロングステイビザ!! 条件や申請方法!!

ノンイミグラントO-X(ロングステイビザ)期間が最長10年に延長!!

ノンイミグラントO-X

2016年11月22日タイの軍事政権が閣議にて、リタイヤ後の長期滞在者向けに発行しているロングステイビザの滞在期間を現行の1年から10年に延長することを承認しました。

滞在期間は5年ですが、1度申請することでさらに5年の延長ができます。基本的には今までのロングステイビザと同じく満50歳以上であれば申請が可能です。

今回承認されたビザは、ノンイミグラントO-X(Non-immigrant Visa O-X)になります。ロングステイ10年のビザです。

ちなみに申請にかかる手数料は、1万バーツで、ビザ発行には必要な要件があり、金融証明書なども必要となります。

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ノンイミグラントO-X(ロングステイ10)の申請対象者!!

ノンイミグラントO-X

今回承認されたノンイミグラントO-Xの申請対象者は、満50歳以上の日本国籍者、もしくは日本の永住権所を持つ以下国籍者になります。

イタリア、オーストラリア、オランダ、カナダ、スウェーデン、スイス、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、フランス、英国、米国、日本

このように、全ての国の人が対象ではありませんが、私たち日本人は申請対象なので、心配する必要はないでしょう。

しかし、過去にタイ入国を拒否されたり、タイの治安を脅かすような犯罪歴のある人は申請できないので、注意が必要です。

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ノンイミグラントO-X(ロングステイ10)の申請要件!!

ノンイミグラントO-X

このノンイミグラントO-X、ロングステイビザを申請するための条件は、最長10年滞在するための信用として、下記のどちらかの金融証明書が必要です。

1. タイ国内にあるタイの銀行で発行した預金残高証明書3,000,000バーツ以上の預金額及び預金通帳のコピー。

2. タイ国内にあるタイの銀行で発行した預金残高証明書1,800,000バーツ以上の預金額 + 預金通帳のコピー及び収入を証明できる書類1,200,000バーツ以上の受給額 (タイ入国後1年間は、タイの銀行に3,000,000バーツ以上の残高を 保持することが必要)。

日本円で約1,000万円以上の預金が必要となるので、さすがに1年滞在可能なロングステイビザ、ノンイミグラントO-Aよりもハードルが高いです。

また、滞在中は90日に一度、入国管理事務所への報告が義務付けられ、治療費40,000バーツ以上、入院費400,000バーツ以上を保障される医療保険の加入が必要となります。

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日本人の人気移住先1位!! マレーシアのロングステイビザとは!?

ちなみにタイの隣国マレーシアにもロングステイビザがあります。近年日本人の人気の移住先の1位となっているので、比較する意味でもチェックしておきましょう。

このロングステイビザは、MM2Hビザという名前で、取得すれば1年マレーシアに滞在が可能です。しかし、取得の要件はタイよりも厳しいでしょう。

1. 1か月の国外での収入1万リンギットの収入証明が必要。

2. 50歳以上の場合、最低35万リンギット(約1,225万円)以上の財産証明が必要。仮承認がおりた後はそのうちの15万リンギット(約525万円)をマレーシアの金融機関に定期預金する必要。

3. 50歳未満の場合、最低50万リンギット(約1,750万円)以上の財産証明が必要。仮承認がおりた後はそのうちの30万リンギット(約1,050万円)をマレーシアの金融機関に定期預金する必要。

このマレーシアのロングステイビザは、マレーシア政府観光局のロングステイ・長期滞在MM2Hビザで詳細を確認できます。

また、マレーシアの場合は、満50歳以下でも申請ができますが、それなりの財産証明が必要になるので、一般的にはかなりハードルが高いでしょう。

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ノンイミグラントO-Xの申請者が少ない現状!!

ノンイミグラントO-X

タイに最長で10年滞在が可能なロングステイビザですが、やはり申請できる条件の厳しさから申請者は想定よりも少ないようです。

また、このビザ以外に、タイランドエリートの方が利便性が高いとの声も聞きます。実際に最近私の周りでも何人かが取得しました。

入会金60万バーツで5年滞在が可能、入会金100万バーツで20年滞在可能なタイランドエリートビザまであります。

そして、このタイランドエリートに入会すれば、入会したメンバーシップにもよりますが、入出国時VIP待遇(回数無制限)、無料リムジン送迎などの特典もあるようです。

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東南アジアでの日本人の貧困化が問題に!?

最近テレビでも東南アジアでの豪華な生活が話題として取り上げられますが、実は海外移住する日本人の中でも特にアジアでの日本人の貧困が問題になっています。

これは高い給料の駐在員と現地採用のギャップもあるでしょう。一般的なタイの現地採用の給料は5万バーツほど、タイ人の平均よりは高いものの決して裕福ではありません。

確かにコンドミニアムは東京よりも格段に安く、価格次第ではジムやプールも付いています。しかし、その生活は決して想像するほど豪華では無いでしょう。

また、少ない年金で暮らす高齢者もタイの現地人と同じ環境で生活できる人以外は、それなりの覚悟が必要です。よって、理想と現実は違うことも理解すべきだと思います。

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さいごに

満50歳以上では、ノンイミグラントO-X(ロングステイ10)という選択肢で、タイに10年滞在も可能になりました。

そして、50歳未満ではやはり仕事しながら滞在、もしくはタイランドエリート会員になるということも視野に入れつつ、移住を考えると良いでしょう。

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