ワット・テープシリンタラーワート バンコクの隠れた王室寺院を歩く!!

ワット・テープシリンタラーワート は、バンコクのクルンカセム通りにある名刹です。王室の保護を受ける第2級王室寺院に認定されています。

1878年にラーマ5世の母に捧げるために建立された美しい寺院です。ということで、今回は、バンコクの優美な寺院、ワット・テープシリンについて、記事にしたいと思います。

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ワット・テープシリンタラーワート バンコクの隠れた名刹!! 王室の保護を受けた寺院!!

美しい王室寺院!! ワット・テープシリンタラーワートを歩く!!

 ワット・テープシリンタラーワート

バンコクでも歴史の古いクルンカセム通りに、観光地としても有名な三大寺院(ワット・ポーなど)にも勝るとも劣らない美しい寺院があります。

広大な敷地にキレイに整備されたグリーンの芝、優美な建築物を初めて見たときには正直驚きました。また、これほどの寺院がバンコクの中心地にあるとは想像もできません。

 ワット・テープシリンタラーワート

これほど贅沢な寺院は他に類を見ないと思います。私も今までにタイ国内の色々な寺院を見てきましたが、ここまで美しい場所は初めてかもしれません。

大きな庭をイメージするような敷地の開放感は半端ではありません。これはゆっくりと時間をとってみるべき名刹でしょう。

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ラーマ5世が母に捧げた名刹!!

 ワット・テープシリンタラーワート

ラーマ5世が母であるテープシリン女王に捧げるために建立した寺院で、1876年に建設が開始し、2年後の1878年に完成しました。

これがテープシリンタラーワートの名前の由来ですが、正式名称はワット・テープシリンタラーワート ラーチャウォーラウィハーン(Wat Debsirindrawas Ratchaworawiharn)です。

ラーチャウォーラウィハーンの格付けを持つ第2級王室寺院なので、タイ国内でも特に数少ない格式の高い寺院ということになります。

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ワット・テープシリンタラーワートに王室の火葬場!?

どうやら王室の火葬場が敷地内にあるらしく、王室の関係者の葬儀も行われる寺院のようです。一般的に王族の火葬場を持つ王室寺院は他に聞いたことがありません。

ちなみに、一般のタイ人もこの寺院で葬儀を行うことができます。しかし、あまりの人気にスケジュールが空かず、葬儀費用も高額とのことです。

私が訪れたタイミングでも実際に葬儀が行われていました。おそらく政府関係!? の制服を着た人々が沢山いたので、それなりの身分の人の葬儀ではないかと思います。

タイ人は熱心な仏教徒で、輪廻転生や生まれ変わりを信じているため、生きている間に徳を積むことは基本ですが、葬儀にも力を入れるのかもしれません。

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寺院犬の子犬がかわいすぎる!!

この寺院にも沢山の寺院犬がいました。私が通路を歩いていると、オレンジの袈裟を着た僧侶がエサをあげている最中でした。

その様子を見ていると、私の足元になにやら子犬が現れました。どうやらこの寺院で生まれた子犬のようですが、これはかわいすぎます。

 ワット・テープシリンタラーワート

タイの寺院にいる野良犬は本当に幸せでしょう。仏教の教えから必ずエサを貰えます。また、何かに制限されることもないので、暑い日中は日陰で爆睡です。

基本的に夜行性の動物なので、夜は他の犬たちとうろうろしながら、まさに自由に生きています。そういう意味でも食事と自由を手に入れた最強の存在かもしれません。

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ワット・テープシリンタラーワートに行こう!!

住所:1464 Krung Kasem Rd, Wat Thepsirin, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok, Thailand

参拝時間:8:00頃〜夕方頃!?

私はヤワラートから歩いて向かいましたが、MRTの延伸でワット・マンコン駅ができたことでアクセスは格段に便利になりました。

しかし、私が訪れた当日も参拝しているのは私一人でした。ここまで素敵で優雅な寺院なのになぜ!? と疑問に感じます。おそらくガイドブックなどに紹介されていないからでしょうか。

私としては観光地化された人ごみの中で寺院を参拝するよりも、のんびりマイペースで見たいタイプなので、むしろラッキーかもしれません。

しかし、本堂が開いていないので、中の仏像を参拝できなかったのが残念でした。一体どのタイミングでオープンするのでしょうか。ということで、次回もリベンジしたいと思います。

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さいごに

 ワット・テープシリンタラーワート

タイ国内にある35,000以上の仏教寺院の中には、このように美しい寺院が確実にあります。特に王室との繋がりが深い王室寺院はバンコクに集中しているようです。

ということで、百聞は一見にしかずでしょう。まだ見ぬ美しい寺院を探して、タイ国中を歩き続けたいと思います。

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