バンコクは野良犬天国 地域犬とタンブン!! タイの狂犬病の心配や注意点は!?

野良犬 が自由に暮らしている国、それがタイのバンコクです。日本でも野良猫はよく見かけますが、野良犬を見かけることはありません。

どうやらタンブンや地域犬という考え方も影響しているようです。ということで、今回は、バンコクで自由に生きている野良犬について、記事にしたいと思います。

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バンコクは野良犬天国 地域犬とタンブンという考え方!! タイの狂犬病の心配や注意点は!?

バンコクは野良犬の天国!! 

 野良犬

バンコクの街を歩いていると、通りのあちらこちらに野良犬(野犬)を姿を見かけるでしょう。特に寺院やコンビニの周辺などでよく見かけます。

屋台で食事をしていると、足元でご飯を欲しそうに熱視線を向ける犬を見かけるのも日常茶飯事です。しかし、よく見ると首輪をしている犬が多いことに気づきます。

これらの野良犬はもしかしたら飼い犬なのでしょうか!? また、交通量の激しい道路を器用に渡る犬や信号が青に変わるのを待っている賢い犬にも本当に驚きです。

このように、大都会バンコクの変わりゆく様子を横目に、そんなことは気にすることも無く、のんびりと生きています。

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タイの地域犬とタンブンという考え方!?

 野良犬

タイでは一般的に地域犬という考え方があり、特定の飼い主はいませんが、一帯で生活している人々の誰かがご飯をあげたりしています。

屋台の店主の話では、首輪をつけた野良犬は、周辺の住民や商店、レストラン、屋台など、みんなで世話をしている犬とのことです。

これはタンブンと言って、生き物にエサをあげるなどの善行を行い、徳を積むことで、現世だけではなく、来世も幸せになれるという観念に基づくものでしょう。

また、タイは信仰の厚い仏教徒が多く、命を大切にする国です。よって、お腹が空いた犬がいれば放って置けないと、世話をするのが普通と考えているのかもしれません。

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タイの野良犬に狂犬病や病気の心配は!?

 野良犬

一番気になるのは狂犬病の心配ではないでしょうか!? よくタイでは狂犬病が流行っているという声を聞くことがあります。

これ自体は、実際には都市伝説であり、タイで年間に狂犬病で亡くなる人の数は10人ほどです。しかし、日本には狂犬病は存在しないので、そういう意味では脅威でしょう。

また、狂犬病は発症してからの致死率がかなり高いので、決して安心して良いとは言えません。むしろ噛まれないようには注意すべきです。

バンコクなどの都会の野良犬は、比較的人に慣れているので、そこまで心配は必要ないですが、田舎には人に慣れていない犬も多いので、気をつけた方が良いと思います。

狂犬病に関するQ&Aについて|厚生労働省

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野良犬だけではなく野生動物にも注意!!

 野良犬

実はデータを見る限りでは、そこまで過度な心配はいりませんが、100%とは言い切れない以上、最低限の注意は必要だと思います。

犬たちをいじめたり、日本の飼い犬のように接するのは危険です。また、犬だけではなく、ネコやコウモリなどの野生動物もウイルスを持っています。

実際に狂犬病の死亡者の中には、野生の動物からの感染もあるようです。実際に旅行者が感染した話は聞いたことがありませんが、地方を訪れる場合は特に気を付けましょう。

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野良犬に噛まれないためには!?

 野良犬

あくまで個人的な見解では、タイだけではなく、東南アジアでも都市部に渡航する場合には、狂犬病ワクチンの接種は必要ありません。時間と費用の無駄です。

しかし、絶対に犬に噛まれないように注意を怠ってはいけません。それでは、野良犬に噛まれないためにはどうすべきか考えてみたいと思います。

過度にビクビクしない!!

基本中の基本として、過度に狂犬病を怖がって、ビクビクしないことです。動物は雰囲気から察知するので、堂々としていれば問題ありません。

しかし、都市部にはなかなかいませんが、人を見て吠える犬には絶対に近づかないようにしましょう。かなりの確率で噛まれます。

夜中に人の気配が無い場所に行かない!!

昼は暑いのでダラダラと寝ている犬たちも夜には活発に活動します。しかも縄張り意識の強い動物なので、人の気配の無い場所で犬と遭遇するのは危険です。

もし、夜間に野良犬の群れや嫌な視線、雰囲気を感じた場合は、絶対に刺激を与えずに、引き返すようにしましょう。

背中を見せない!! 走って逃げない!!

犬は走って逃げるものを追いかける狩猟動物の本能があります。よって、背中を見せて逃げるのは一番危険です。

もし路地裏で犬に吠えられたら、目を見ながら少しづつ後退します。間違っても攻撃をしかけるようなアクションは止めるようにしましょう。

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野良犬に噛まれてしまった場合の対処法!!

もし野良犬に噛まれてしまった場合にはどうすべきでしょうか!? まず第一に落ち着くこと、そして病院に行きましょう。

近くに病院がない場合は、傷口を石鹸などで洗浄、消毒液があれば消毒です。しかし、24時間以内に病院でワクチンを打つ必要があります。

実は狂犬病は正しい処置をすれば発症しないと言われており、そこまで感染力の強いウイルスではありません。

最悪の場合、キレイな水で傷口を洗うだけでも効果があります。よって、重要なのはきちんとした知識を持つこと、冷静に対処することを覚えておきましょう。

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なぜ日本には野良犬がいないのか!?

日本で野良犬を見かけないのは、30年ほど前に狂犬病予防法第6条を根拠に保健所や動物保護センターの職員等によって保護(捕獲)、処分されたからです。

愛犬家の私としては悲しい限りですが、人が飼えなくなって捨てられた多くの犬たちがこのように殺処分されていきました。

そして、現代でも少なからずこういった状況は変わっていません。人間の身勝手で今でも殺処分される犬たちがいることを、決して忘れてはいけないと思います。

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さいごに

タイの野良犬は、街の至る場所である意味力強く生きています。バンコクなどでは人に馴れているのでほとんど問題ないでしょう。

しかし、過度に近づいたり触れ合ってはいけません。適度に距離をとって、絶対に噛まれないように注意が必要です。

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