タイの新型コロナ感染者1日2万人 デルタ株の脅威!! 日本人駐在員に帰国命令!!

タイの新型コロナ新規感染者2万人 超えが現実となってしまいました。感染者数の増加と共に死者数も連日過去最多を更新しています。

病床使用率は既に100%、仮設病院の空きもわずかです。ということで、今回は、タイの新型コロナウイルスの近況について、記事にしたいと思います。

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タイの新型コロナ感染者1日2万人 死者も過去最多更新!! デルタ株の脅威!! 日本人駐在員に帰国命令!!

デルタ株の猛威!! タイの新型コロナウイルス新規感染者が1日2万超え!!

タイの新型コロナ新規感染者2万人

2021年7月17日、つい2週間ほど前に新型コロナの新規感染者が1万人を超えたタイでしたが、あっという間に2万人を超えてしまいました。

一時は世界で最もコロナを抑え込んだ国もデルタ株による感染爆発が止まりません。ちなみに直近1週間の新規感染者は以下の通りです。

7月30日 新規感染者 17,345人 死者 117人

7月31日 新規感染者 18,912人 死者 178人

8月1日 新規感染者 18,027人 死者 133人

8月2日 新規感染者 17,970人 死者 178人

8月3日 新規感染者 18,901人 死者 147人

8月4日 新規感染者 20,200人 死者 188人

8月5日 新規感染者 20,920人 死者 160人

8月4日には日本の時事通信もタイ新規感染、初の2万人超 死者も最多更新とインド由来のデルタ株の猛威を報じています。

また、7月の段階で検査を受けるまでに2週間以上かかると言われており、実際の感染者は軽くゼロ一つ以上はいると言うのが定説です。

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厳しい行動制限も感染拡大に歯止めかからず!!

8月31日まで規制強化と延長!!

タイの新型コロナ新規感染者2万人

7月中旬には、首都バンコクを中心に夜間の外出を禁止するなど、厳しい行動制限、規制が始まりましたが、感染拡大に歯止めはかかっていません。

ちなみに現在のバンコクは商業施設の閉鎖、夜間の外出禁止時間外でも外出を自粛、レストランの店内飲食の禁止など、ロックダウンとも言うべき厳しい規制が行われています。

また、8月1日に規制が強化され、最高度厳格管理地域「ダークレッドゾーン」は29都県に拡大、8月31日まで午後9時から翌朝午前4時までの夜間外出禁止などが延長されました。

規制に従わない市民が急増!?

タイの保健省は、「感染が収束する見通しが立たない中、規制を続けていても生活が苦しい人が外出して働くなど、市民の協力が得られなくなっている」と指摘しています。

私のタイの友人の話でも、一部の人々が路上に集まって飲酒をしていたり、外出自粛を全く無視している人も沢山いると話していました。

実際に7月には日本人居住者も多いスクンビットエリアにあるホテルS31の一室で大音量の音楽、大量の飲酒、さらには薬物まで摂取していた21人が逮捕されています。

このように薬物は問題外ですが、5人以上の集まりが禁止されているバンコクでも規制を守らない人が増えているのも現状のようです。

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新規感染者2万人!! 首都バンコクを中心に医療崩壊が現実に!!

病床使用率は既に100%を超えている!!

7月中旬にも医療逼迫、一部では医療崩壊しているとの話も聞こえていましたが、首都バンコクを中心に病床不足が深刻化しています。

主要な病院やホスピテル(病院の代替施設としてのホテル)の病床使用率は既に100%を超え、仮設病院も残りわずかの状態です。

一部の報道では、病院に入院できない感染者が病院の外の路上に入院待ちの列を作って寝泊りをしている姿もニュースになっていました。

路上に死者が放置!? 医療逼迫の影響か!!

どうやらバンコク都心でもここ連日、路上で亡くなっている新型コロナ感染者が発見されています。タイは元々ホームレス(路上生活者)が多い国です。

また、以前から路上で亡くなる人はいましたが、新型コロナの感染疑いのため、路上に10時間以上放置されたケースもあると聞きました。

そして、ついには新型コロナに感染した父親を寺院に置き去りにしたケースなどもニュースになっており、医療逼迫による厳しい現状も現実のものとなっています。

高額な医療費の問題も!!

仮にタイで新型コロナに感染、2週間入院すると、費用はいくらかかるでしょうか!? 一般的には20万〜50万バーツ(約66万〜165万円)とも言われています。

もちろん日本人は加入している保険でカバーできると思いますが、日本とは比べ物にならないほど、医療費が高いことも問題でしょう。

これは保険に加入していない個人では負担できない場合も多く、実際に日本人が個人で病院に問い合わせても相手にして貰えないケースも発生しているようです。

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日本人駐在員に帰国命令!! 命を守る行動を!!

タイの新型コロナ新規感染者2万人

この状況下で、日本人駐在員に続々帰国命令が出ています。中には日本でワクチンを接種するための一時帰国者もいるようです。

確かにタイでも日本人のコロナ死者が出ているため、医療崩壊によって、写真や家族の命を守れないリスクを冒してはいけません。

しかし、一斉に帰国を希望する日本人が集中したため、どうやら帰国便の予約が殺到しており、予約が取れない、航空券の価格が高騰しているとの声も聞こえてきます。

ただ、現実に医療崩壊が起きているタイで厳しい規制の中で過ごすことを考えれば、このタイミングでは早期の帰国も優先すべき選択かもしれません。

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さいごに

世界中で新型コロナウイルスの感染拡大、デルタ株の猛威による感染爆発止まりませんが、特にワクチン接種が遅れているタイは死活問題となっています。

そして、医療崩壊が現実となってしまった今、在タイ日本人もこの状況では帰国も選択肢に入れ、命を守る行動を心がけるようにしましょう。

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