ワット・ラーチャブラナ は、バンコクの中華街、ヤワラートにある名刹です。タイ国内でも格式の高い第2級王室寺院に認定されています。
また、日本人にゆかりのある寺院としても有名のようです。ということで、今回は、中華街の歴史ある寺院、ワット・ラーチャブラナについて、記事にしたいと思います。
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この記事の目次
ヤワラートの美しい名刹!! ワット・ラーチャブラナを歩く!!
バンコクの中華街ヤワラートをワット・ポーのある王宮方面に向かって歩いていると、巨大な寺院を発見しました。少しチャオプラヤー川沿いに入った辺りです。
遠目に見てもその大きさが良く分かります。どうやら歴史の古い名刹で、タイ国内でも数少ない第2級王室寺院のようです。
敷地内の中心にある大きな本堂が本当に魅力的で、これぞタイの寺院という雰囲気を感じる仏堂でしょう。
また、残念ながら当日は仏堂が解放されていなかったので、中を参拝することはできませんでしたが、美しい仏像が鎮座していると評判です。
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ワット・ラーチャブラナの歴史と成り立ち!!
アユタヤ時代の末期で中国商人によって建立されたと言われています。また、当時はワット・リヤップと呼ばれていたようです。
その後、ラーマ1世の治世時代に改修され、王室寺院に認定されると共に現在の名前に変更されました。
第2次世界大戦では大規模なダメージを受けましたが、地域の人々の寄付や助けを得て、1960年代に現在の姿に修復されています。
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ライトアップされる仏塔が美しい!!
夜の時間帯には、ライトアップされた仏塔が本当に美しいでしょう。私は写真でしか見たことがありませんが、歴史的な建造物とは思えないほどです。
ライトアップされる寺院としてはワット・アルンが有名ですが、中華街も夜は賑やかな街なので、食べ歩きをしながら見て回るのも良いかもしれません。
仏塔のある入口付近に中国式の建物を発見しました。この寺院自体はタイ様式の代表的な名刹といった感じですが、やはり中華系の参拝者も多いでしょう。
特にヤワラートと対岸のトンブリーはタイ国内でも一番中華系のタイ人が多く住んでいます。よって、中国の旧正月にはこの寺院も相当盛り上がるのでないかと思います。
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敷地内にある日本人納骨堂とは!?
寺院の敷地内に日本人納骨堂という場所がありました。どうやら古くは明治時代から現在に至るまでタイで亡くなった邦人が安置されているようです。
タイ国日本人会が保守や管理をしており、利用には原則として日本人会会員であることが前提で、弔う遺族がタイに住んでいることが条件になります。
また、会員はどの宗教でも納骨でき、堂守には高野山真言宗より3年任期で派遣される僧侶がいるようです。
過去には第2次世界大戦中のインパール作戦で亡くなった旧日本軍兵士の遺骨が大量に安置されたこともあり、今でも定期的に訪れる参拝者がいるようです。
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ワット・ラーチャブラナに行こう!!
住所:10200 88 Tri Phet Rd, Wang Burapha Phirom, Phra Nakhon, Bangkok, Thailand
参拝時間:8:00頃〜夕方頃!?
私はヤワラート通りから歩いて向かいましたが、一番近いのは今年に延伸されたMRTサムヨット駅、もしくはサナムチャイ駅でしょう。
また、意外にも三大寺院から近いので、ワット・ポーや王宮周辺から中華街観光を兼ねて行くのも良いかもしれません。
個人的にはこの寺院からチャオプラヤー川対岸へ渡った先にすばらしい寺院が沢山あるので、ゆっくり時間をとってローカル寺院探索に出かけるのが一番楽しいと思います。
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さいごに
ワット・ラーチャブラナラーチャウォラウィハーン(ワット・リヤップ)は、実は私たち日本人にも縁とゆかりの深い寺院でした。
戦時中に亡くなった日本兵の慰霊という意味でも訪れる価値は必ずあるのではないでしょうか。私はバンコク出張の度に仕事で中華街を訪れるので、次回も参拝に行きたいと思います。
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