反政府デモ 過激化!? コロナ禍で怒り爆発!? 軍事クーデター後最大級!?

反政府デモ が激化しています。コロナ禍のタイで、連日デモや集会が開催され、政府の退陣やタブーとされる王室の改革まで叫ばれるようになりました。

また、先日は抗議活動に参加していた9人の活動家が逮捕されています。ということで、今回は、コロナ禍で過激化するタイの反政府デモについて、記事にしたいと思います。

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反政府デモ 過激化!? コロナ禍のタイで国民の怒りが爆発!? 軍事クーデター後最大級!?

コロナ禍のタイで反政府デモが激化!?

 反政府デモ

国内での新規感染者がゼロを100日近く続け、新型コロナウイルスの感染封じ込めに成功したと言われるタイですが、実は国民の不満が爆発寸前にまで達しているようです。

理由はいくつか挙げられますが、新型コロナウイルスに対する政府の強硬な対策に不満が積もり、特に若い学生を中心に抗議活動が活発化しています。

7月頃から始まったこれらのデモ(抗議活動)や集会は、首都バンコクだけではなく、北部のチェンマイ、東北部のウボンラチャタニーからタイ南部にまで拡大しました。

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政府が非常事態宣言を3度も延長!! 

 反政府デモ

現在の政府は、2014年の軍事クーデター後、5年の軍制を経て、昨年総選挙によって民政復帰を果たしましたが、プラユット氏が引き続き首相となり、軍主導の政権を率いています。

このコロナ禍において、政府の強硬なコロナ対策に反政府集会やデモが頻発するようになり、政府も集会の拡大、過激化に手を焼くようになりました。

新型コロナの封じ込めに成功したタイ政府が非常事態宣言を3度も延長し、現在も宣言下にあるのは、感染防止を理由にこれらの反政府勢力の抗議活動を抑える狙いと言われています。

また、政府も反対派の意見を聞くと何度も約束していますが、民主活動家への抑圧や言論封殺が続いていることからもその強硬な態度は全く変わっていません。

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不敬罪!? タイでは王室に対する批判はタブー!!

 反政府デモ

タイでは王室に対する批判はタブーとされ、これを破ると最大15年の禁錮刑が科されますが、ここ数か月は、学生や活動家らが王室に対しても改革を求めるデモを行っています。

8月16日のデモでは、バンコクの民主記念塔に1万人以上が集まり、一部からは王室改革を訴える声が上がりました。

ちなみにこの抗議デモは、軍が6年前に実権を握って以来、最大の規模で、参加者は社会の幅広い層に拡大、民主改革や軍が制定した憲法の改正、議会の解散を訴えています。

このように、タイ王室は国民から神のような存在と見なされており、不敬罪で禁固刑が存在するにも関わらず、このコロナ禍で王室の改革を訴える急進派が急増しているようです。

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9月19日に最大級のデモ!! 5万人以上が参加!?

 反政府デモ

9月19日には5万人以上が参加するデモがバンコクにて開催される予定です。これは先日の1万人規模よりもさらに大きく、最大級のデモになることは間違いありません。

タマサート大学から王宮前広場、民主記念塔までを行進するようですが、一部の民主活動家や反政府勢力の過激化も心配されています。

これに対し、タイ政府は1万7千人もの軍を配備、警備にあたり、決して武力行使や弾圧はしないと明言しました。

しかし、過去には2010年4月10日土曜日、デモ隊と軍が衝突、2,000人以上の死傷者を生む悲劇、暗黒の土曜日事件も記憶に新しいので、平和的に終わって欲しいと思います。

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プラユット首相も警告!!

度重なる反政府デモに対して、プラユット首相も警告を行なっています。タイ国民の尊敬に関わるため、王室問題には触れないようにという警告です。

おそらく19日のデモの焦点の一つも王室改革要求、王政批判、国王批判がどう扱われるかにかかっていると言っても良いでしょう。

確かに王室に対する国家予算を国王の個人口座に移したり、一年の多くの期間をタイ以外の国で過ごすなど、現国王の行動に疑問を感じるタイ国民が多いのも事実です。

デモは、19日、そして翌20日にも行われる予定ですが、バンコクの街中が大荒れになる可能性があり、街は現在緊張状態、国際社会からも注目を集めています。

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さいごに

タイでは、タイ全土の大学、高校で9月19日には政治的活動を自粛するように呼びかけ、集会参加のためにバンコクへ向かうことは止めるように説得、指示が出ています。

19日のデモがタイの歴史の転換点になるのか!? 緊張状態の続くタイですが、とりあえず平和的にデモが終わることを祈るばかりです。

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