ワット・プラパトム チェディ (Wat Phra Pathom chedi)は、タイ中部の都市ナコーンパトム県にある名刹です。
タイ国内で最も古い寺院、聖地として多くの参拝者が訪れています。ということで、今回は、歴史的遺産とも言われるプラパトム チェディについて、記事にしたいと思います。
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ワット・プラパトム チェディ 仏教の聖地!! ナコーンパトムの名刹!! 世界一高い仏塔が魅力!!
この記事の目次
3世紀に建立!? 歴史的遺産ワット・プラパトム チェディ歩く!!
タイ中部の都市ナコーンパトムは、バンコクから西に55キロ、鉄道で約1時間半の場所にあり、タイ国内で一番古い町と言われています。
その町の中心にあり、シンボルと言われているのが、巨大な仏塔を持つ寺院、ワット・プラパトム チェディ (Wat Phra Pathom chedi)です。
この町を訪れる人は必ず足を運ぶ名刹ですが、私も以前から一度は参拝に訪れたいと思っていたので、今回ようやく実現することができました。
タイ国内でも最も歴史の古い寺院です。タイ全土から参拝者が訪れ、賑わいを見せていますが、外国人旅行者の姿はほとんど見かけませんでした。
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タイ全土から参拝者が訪れる仏教の聖地ワット・プラパトム チェディ!!
タイ国内では仏教の聖地として崇められています。よって、聖地巡礼という意味を込めて、タイ全土から参拝者が訪れる寺院です。
また、タイ国内でも格式の高い第1級王室寺院に認定され、王室の保護を受けています。この寺院周辺に僧侶が住み始めたのは1800年頃と言われ、王室も大規模は修復工事を行っています。
巨大な仏塔を取り囲むように作られた寺院には、数多くの仏像や礼拝堂があり、中には写真のような涅槃物の姿もありました。
私はじっくりと拝観したので、おそらく2時間ほどは敷地内で過ごしたでしょうか。足早に見ても1時間はかかるのではないかと思います。
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町のシンボル!! 歴史ある世界一高い仏塔!!
ナコーンパトム駅を出ると、すでに巨大な仏塔が正面に見えてきます。世界一高い仏塔で、その大きさは高さ120,45m、直径65m、周囲の台座は205mと超巨大です。
インドのアショーカ王(紀元前268年頃-紀元前232年頃)がインドシナ半島で初めて寺院を建て、タイに始めて仏教が伝来した重要な場所とされています。
この仏塔の歴史には諸説あり、紀元前170年に最初に建てられたと言われていますが、別の説では4世紀にフン族によって作られたとも言われ、実はその起源は現在も解明されていません。
歴史上ではっきりと解っているのは、11世紀にクメール人によってビルマ風に改修され、しばらく月日が経ちます。
1800年代には、この寺院と仏塔の重要性を再認識したラーマ4世が大規模な修復工事を始め、1853年に完成しますが、大雨によって壊れてしまいます。
その後、定期的に修復工事が行われますが、近年ではタイ政府が2,500万バーツという巨額の費用と6年の歳月をかけ、現在の姿になりました。
仏塔の周囲にある仏堂の中に壁画が描かれていました。仏塔の内部に白亜の仏塔!? がありますが、おそらくこれが当時の仏塔でしょうか。
この当時のモノを取り囲むようにして、現在の巨大な塔が作られたのではないかと思います。ちなみに夜間にはライトアップされ、その妖艶な姿も魅力的のようです。
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ワット・プラパトム チェディの随所に鎮座する仏像も必見!!
寺院の敷地内の随所に仏像が鎮座しています。この仏像も魅力的で、中には相当歴史の古いモノもあるのではないかと思います。
一つ一つ異なる仏像たちは本当に趣があります。おそらく本堂でしょうか!? 一つだけ写真撮影が禁止されている仏堂があり、その中の仏像が特にすばらしいと感じました。
また、仏像以外にも色々なモニュメントがあり、中には写真のようなユニークな像もあります。これもタイの寺院の面白い部分でしょう。
やはり巨大な仏塔が圧倒的な存在感を示していますが、私のような仏像好きにはいくら時間があっても足りないほど見所が満載でした。
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ワット・プラパトム チェディの拝観料!! 外国人は60バーツ!!
私たち外国人旅行者は、入口の左側で参拝するためのチケットを購入します。正直チェックしていないようなので、気付かずにそのまま入る人も多いでしょうか。
確かに一見分かりづらいかもしれませんが、やはりルールは守って参拝したいと思います。また、これもタンブンです。
参拝料金は60バーツで、料金を支払うと上のチケットを貰いました。私がチケットを購入しようとすると、少し驚いた様子だったのが印象的でした。
外国人旅行者は少ないのでしょうか!? 私も2時間ほど敷地内で過ごしましたが、外国人の姿は一組しか見かけなかったのは、やはりバンコクから離れているからだと思います。
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全長300メートル!? 仏塔の回廊を歩く!!
仏塔を取り囲むように回廊が作られており、その全長は300メートルもあります。この回廊の外側には全て形の異なる仏像が沢山置かれていました。
また、この回廊は僧侶の学校として使用されているようで、若い僧侶が勉強をしている姿を見ることができました。
このような仏像が周囲を囲むように安置されています。何体の仏像があるのか分かりませんが、相当な数です。
一体一体違う仏像が魅力的ですが、この回廊の外側を回りながら願い事をすれば、何だか本当に叶いそうな気がします。
回廊を歩いていると気になる建物を発見しました。どうやらプラパトム チェディミュージアムとかいてあります。
中を覗いてみると、どうやらナコーンパトム周辺で発見された歴史的な遺物を展示しているので、時間のある人は立ち寄ってみると良いでしょう。
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ワット・プラパトム チェディ(Phra Pathom chedi)に行こう!!
住所:27 Tesa Rd, Tambon Phra Prathom Chedi, Mueang Nakhon Pathom, Thailand
参拝時間;9:00〜16:30
バンコクから鉄道で約1時間半、ナコーンパトム駅から徒歩10分です。駅を出ると、正面に巨大な仏塔がすでに見えるので、迷うことはありません。
タイ国内でも最も歴史の古い寺院で、聖地と呼ばれています。タイ全土から参拝者が訪れる人気の名刹です。
タイ国内でも数少ない第1級王室寺院に認定されています。また、スコータイから運ばれた高さ約7mの立像に、ラーマ6世の遺骨が納まっていることも参拝者が多い理由の一つです。
このように歴史的にも重要な場所ですが、見所が沢山ある寺院なので、一度は訪れて欲しい名所だと思います。
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さいごに
バンコクからも近く、日帰りで観光できるナコーンパトム県は、近年観光地としても注目されはじめています。
外国人旅行者の姿はあまり見かけないので、完全に穴場ではないかと思います。ということで、タイ旅行の際には、是非チェックしてみると良いでしょう。
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