ワット・プラトーン チェディ (Wat Prathon Chedi)は、ナコーンパトムにある格式の高い王室寺院です。
街の中心地から少し離れていますが、古代の仏塔(パゴダ)は魅力があります。ということで、今回は、歴史ある名刹、ワット・プラトーン チェディについて、記事にしたいと思います。
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ワット・プラトーン チェディ ナコーンパトムの王室寺院!! 歴史ある古代の仏塔が魅力!!
この記事の目次
ドヴァーラヴァティー時代!? 古代の仏塔が魅力!!
寺院の入口を入ると、大きな仏塔を発見しました。この寺院を象徴する歴史の古そうな仏塔です。どうやらドヴァーラヴァティー時代の建築物とのことでした。
おそらく上にある白い塔は比較的新しいモノだと思いますが、土台の石が積み重なった部分は相当歴史を感じます。
ドヴァーラヴァティー王国が成立したのは6世紀頃〜11世紀頃なので、軽く1,000年以上は経過しているのでしょうか!?
どうやら階段が設置されているので、上に登ることもできるようです。プラパトム チェディを見た後なので、大きさのインパクトは薄れてしまいますが、荘厳さは感じると思います。
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ワット・プラトーン チェディの二つの仏堂を参拝!!
歴史の古い仏塔が名所のようになっていますが、実は美しい仏堂も魅力的です。屋根の部分を中心に装飾が本当に優美です。
広い敷地の中にゆったりを建設されているところもなんだか雰囲気があります。また、王室の認定を受けた寺院なので、キレイに整備されているのもポイントでしょう。
本堂の中を参拝すると、魅力的な仏像が鎮座していました。バンコクなどでよく見かける仏像とはどことなく全体的なバランスが異なり、優しい表情も独特です。
仏堂の内部に壁画が描かれていないのが、意外にも新鮮で、これはこれでスッキリしている印象を持ちました。
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ワット・プラトーン チェディに謎の白鳥たち!?
寺院の一角に謎に白鳥!? の置物が集まって供えられている場所がありました。これには一体どういう意味があるのでしょうか。
タイの寺院を参拝していると、時々このようなスペースがあります。おそらく何かの意図を持った人が最初に置いたのがスタートだと思います。
しかし、実際にはお供えしているタイ人も何でこういった置物をお供えするのか分からないケースも多いようです。
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カラフルな小さな仏塔はお墓!?
これまた寺院の一角にカラフルな仏塔を発見しました。おそらく個人のお墓ではないかと思いますが、鮮やかな色がタイらしい雰囲気です。
実は多くのタイ人はお墓を個人的なお墓を持っていません。一般的なタイ人が亡くなった場合、寺院の火葬場で火葬され、遺灰は仏塔の地下に埋葬されます。
そして、遺族は茶碗一杯分の遺灰を自宅に持ち帰るのです。よって、この仏塔がお墓とも言えますが、個人的なモノではないとも言えます。
しかし、富裕層に関しては、上の写真のような仏塔を作り、持ち帰った遺灰と生前の写真を一緒に寺院に奉納する形で、個人的にお墓を持つ人もいるようです。
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古代の仏塔!! ワット・プラトーン チェディに行こう!!
住所:120 Thanon Langpra, Phra Prathom Chedi Sub-district, Mueang Nakhon Pathom, Thailand
参拝時間:8:00頃〜17:00頃!?
私はプラパトム チェディ周辺からバイタクで向かいましたが、片道は120バーツほどだったと思います。一番良いのは行きたい場所をピックアップして、まとめて交渉する方法です。
私はバンコクの感覚で交渉せずに、寺院を二つ案内してもらい、駅に帰りましたが、なんとドライバーの言い値で運賃は800バーツ!? でした。
きっとディスカウント交渉もできたと思いますが、とても親切なドライバーだったので、これを教訓にと気持ち良く支払いました。
バンコクからナコーンパトムまでの鉄道が14バーツ、帰りのロットゥーが45バーツだったことを考えると法外な金額ですが、次回からは事前に交渉しなくてはいけないと戒めになりました。
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さいごに
どうやらこの寺院は、ドヴァーラヴァティー時代の古い仏塔があった場所に、ラーマ4世が寺院を建立したようです。この寺院が王室寺院に認定されているのもこれが理由でしょう。
そして、タイ仏教の聖地、ナコーンパトムには歴史のある遺跡が沢山あるので、ゆっくり時間を取って観光するのが良いのではないかと思います。
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