STV (特別観光ビザ)の取得がようやく日本にも許可されました。これで最長270日間タイ国内に滞在することができます。
もちろん12月10日現在入国時の14日間の隔離検疫は必要です。ということで、今回は、タイのSTV(特別観光ビザ)について、記事にしたいと思います。
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STV (特別観光ビザ)タイ政府が日本からの取得を許可!! 最長270日間滞在可能に!!
この記事の目次
タイ政府が全ての国にSTVでの入国を許可!!
2020年12月8日、タイ政府は新型コロナの感染リスクの低い国のみに認めていたSpecial Tourist Visa(特別観光ビザ)での入国を全ての国に許可すると発表しました。
今まで日本は新型コロナ「中度感染危険国」に指定されていたため実質取得も不可能でしたが、今後は取得も可能になります。
よって、12月8日以前は観光での入国では、通常の観光ビザ(TR)最大90日間の滞在が可能となるビザのみ有効でしたが、STVの取得で最長270日の滞在が可能です。
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Special Tourist Visaとは!?
Special Tourist Visa(STV)とは、通常の観光ビザとは別に、長期滞在者をターゲットに最長270日の滞在を認める新しいビザです。
新型コロナウイルスの感染拡大、入国制限によって落ち込んだタイの観光産業を下支えする目的で新設されました。
はじめは90日間の滞在が可能で、2回延長することができ、それぞれさらに90日間の滞在が許可されます。ちなみに費用は90日間ごとに2000バーツです。
また、STVを取得するためには、ホテルの予約証明、賃貸契約、コンドミニアム所有権などが必要で、長期滞在を証明する必要があります。
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12月現在のSTV状況は!?
今回発給対象国が拡大された経緯には、当初の予定を大きく下回り、12月9日現在、29か国825名しかSTVで入国していない現状があります。
政府の予想よりも利用者が大幅に少ない理由は、タイ入国後に義務付けられている14日間のASQ隔離検疫の存在でしょう。
もちろん全ての国にビザの取得が許可されたことで利用者は増えると思いますが、あくまで隔離の義務がある以上、限定的になりそうです。
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タイは本当に新型コロナを封じ込めたのか!?
タイのニュースを見る上では、タイ国内では新型コロナウイルスを完全に封じ込めたかのように思われていましたが、最近では状況が大きく変わってきました。
実は厳しい隔離検疫を逃れるために、隣国ミャンマーやラオスから不法帰国という形で感染者が流入していたからです。
12月に入り立て続けに不法帰国(帰国者)したタイ人の感染が明らかになり、この密入国者からの感染者も確認され始めました。
よって、ミャンマーと国境を接するタイ北部で感染のリスクが高まっていると、人気の旅行先チェンマイなどでも旅行のキャンセルが相次いでいるようです。
このようにタイ北部を中心に国内観光産業が息を吹き返そうというタイミングでの感染者発見はタイの観光産業にさらなる打撃を与えるでしょう。
日本に比べれば格段に少ない国内感染者ですが、あくまでタイ政府がゼロリスクを貫いてきたことからも国民のコロナに対するアレルギーは相当根強くなってしまったようです。
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タイの観光産業復活は2022年以降!? ワクチンが鍵に!!
タイの観光産業が本格的に復活するのは一体いつになるのでしょうか!? おそらく14日間の隔離検疫が無くなることが絶対条件になるでしょう。
ちなみにタイ国政府観光庁(TAT)は、タイの観光収入が新型コロナ前の80%程度に戻るのは2022年まで待たなければならないとの見方と示しています。
2020年12月現在、新型コロナに対しゼロリスクを貫くタイ政府の方針、厳しい入国制限下では、観光業の先行きは不透明なままです。
もちろんワクチンの接種が始まれば、回復への道標になるでしょう。よって、今後のシナリオはあくまでワクチン次第ということになるかもしれません。
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さいごに
12月に入り、イギリスをはじめ実際にワクチンの接種がスタートしました。また、世界各国で続々と異例のスピードで特例承認が報道されています。
日本では副反応を見極めたいとワクチンに対して懐疑的な見解も見かけますが、個人的には自己責任で早く接種ができるように素早い承認を期待しています。
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