メコン川 東南アジアを巡る母なる川に異変!! なぜ!? 水位の低下と色の変化!!

メコン川 は、チベット高原を源流に東南アジア5か国を流れる全長4,900キロの国際河川です。周辺流域6,000万人の生活を支える「母なる川」と呼ばれています。

近年この母なる川に異変が生じるようになりました。ということで、今回は、メコン川に起こる異変について、記事にしたいと思います。

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メコン川 東南アジアを巡る母なる川に異変!! なぜ!? 水位の低下と色の変化!!

東南アジアを流れる母なるメコンとは!?

メコン川

メコン川は、チベット高原を源流に、中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムを通って南シナ海に注ぐ、全長約4,900キロ、東南アジア最長の大河です。

周辺流域に住む約6,000万人の生活を古くから支える貴重な水源として、「母なるメコン」と呼ばれてきました。

ちなみに、メコン川の名前はタイ語に由来し、偉大なる川を意味している説が有力ですが、この名前の由来に関しては諸説あるようです。

また、河口付近はメコンデルタがあり、ベトナムの米の生産量の半分以上を占める一大農業地帯が広がっています。

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メコン川と歴史!!

メコン川

メコン川流域の最も古い歴史は、紀元前2100年頃の鉄器時代まで遡り、外部の文明との交流があった記録としては、クメール文明が最古と言われています。

近現代史において、ベトナム戦争の後にアメリカが支持するタイと共産主義を支持する国との緊張関係が続いた結果、友好的な河川の利用はできませんでした。

そこで、近年アメリカや日本、ヨーロッパ諸国の支援もあり、ミャンマー以外の東南アジア4か国によって国際機関「メコン川委員会」が創設されます。

しかし、アメリカの支援に対抗する中国も5か国と国際機関を発足、流域の開発や水資源の協力関係を強調しましたが、結果的にアメリカと中国の覇権争いを明確にしました。

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メコン川流域は世界でも稀にみる生物の多様性が豊かな地域!!

生物の多様性豊かなメコン川!!

メコン川

メコン川流域は世界でも最も生物の多様性が豊かなエリアです。ここ20年足らずの短期間にも2,000以上の新種の生物が見つかっています。

また、重要なタンパク源となる食料として、ラオスやカンボジアでの淡水魚の漁獲量が世界で最大規模となっている点からもこの川の重要性がよく分かるはずです。

上流と下流では生息する生物が異なり、淡水に生息するメコンイルカやシャムワニなどの固有種も生息していますが、乱獲や治水によって、数が激減しています。

メコン川と言えばメコンオオナマズ!!

世界最大の淡水魚とも言われ、中には最大3メートル、500キロ以上にも成長すると言われています。しかし、ダムの開発や食用目的の乱獲によって、大幅に数を減らしました。

最近は養殖によって、数を増やしていますが、野生の個体は厳重に管理、保護されています。よって、現在はかなり高額で取引されているようです。

タイやラオスでは祝いの席などで縁起物として食されています。しかし、実際に食べた日本人は、かなり泥臭さがあり、日本人には少し微妙かもしれないと話していました。

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メコン川に大きな異変!! 急激な水位の低下と水の変色!?

なぜ!? 水位の低下と水の変色!!

メコン川

近年、メコン川の大きな異変が問題となっています。過去50年で最も水位が低く、私もよく知っている茶褐色の川から澄んだ色に変わっているようです。

メコン川と言えば、雨期に増水して流れが早く、あの濁った茶褐色をイメージする人も多いのではないでしょうか!? 

そして、水量の低下によって、川の栄養分が減少、漁獲量も激減しているようです。また、川から水を引いている流域の農業にも大きな悪影響を及ぼしています。

これは世界各国のメディアに取り上げられており、昨年には西日本新聞もメコン川に異変という記事を報じていました。

原因は中国のダム建設!?

このメコン川の水位(水量)の低下の大きな原因は、上流の中国が建設したダムだと言われ、アメリカの調査機関によると11ものダムが完成していると公表しました。

タイの環境活動家も水力発電用のダムが、水の流れを制限していると主張しています。また、ダムの放水が不規則なため、米や野菜も不作が続いているようです。

これに対して、在タイ中国大使館はダムと干ばつは関係ないと発表、そして、現在も中国国内、ラオス上流部で中国企業が複数のダムの開発を計画しています。

しかし、アメリカの国務長官は、この水位の低下は中国のダムが水を遮断、皮を統治する新しいルールを独自に作ったと厳しく批判、ここでも米中の対立が明らかになりました。

気候変動も影響している!?

この水位の低下には少なからず気候変動による雨の少なさも影響しています。もちろん大きな原因は上流のダムの影響でしょう。

しかし、過去最大のエルニーニョ現象によって、このメコン川流域が最も影響を受け、危機に瀕している気候学者も語っています。

特に乾期の強烈な干ばつによる水不足は、地球上で最も危険にさらされた地域と言われるほど、深刻な問題と言われているのです。

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メコン川に学べ!! 日本は水源を守れるか!?

メコン川

中国資本が日本の山林(水源)を買っている!? 私はメコン川の異変を聞いて、一番にこの話を頭に思い浮かべました。

そして、実際に広大な土地を中国資本が買っている話も事実あるようです。海外では外国資本の土地取引を制限している国も沢山ありますが、日本に制限はありません。

買おうと思えば、外国資本であっても日本の土地を買えます。よって、メコン川の異変のように意に反する国によって、水源が危機に瀕する可能性もあるのです。

メコン川に学ぶ意味でも日本も外国資本による土地取引に制限を設ける必要があり、気づいた時には支配されているなんてことを防ぐ必要があるのかもしれません。

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さいごに

メコン川の異変は、古来より共有の財産とも言える川の恵み、水資源を一国の利益を優先するために利用した結果と言っても良いのではないでしょうか!?

そして、これはメコン川流域だけの問題ではないと言って良いでしょう。人類は地球環境の保全、維持のために協力を忘れてはいけないと思います。

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