現地採用 で豪華な生活!? タイに移住した日本人をフォーカスしたテレビ番組が放送されていました。確かにタイは物価の安い国です。
しかし、テレビで紹介されるような優雅な生活は本当でしょうか!? ということで、今回は、タイ人の月収と日本人の現地採用について、記事にしたいと思います。
<関連記事はこちらからどうぞ>
タイの物価 日本と比較!! 庶民感覚では100バーツが1,000円!? この記事を読んでみる
タイ人の平均月収!! 現地採用で優雅な生活は嘘!! 日本人がタイで暮らすためのお金は!?
この記事の目次
タイ人の平均月収!! 45,000バーツは本当!?
タイ人の法律で定められた最低賃金は、1日300バーツという話を聞いたことがあります。また、タイ人の平均的な月収は45,000バーツというデータを見かけました。
しかし、これは大卒のタイ人で平均年齢が35歳のデータになります。ちなみに大卒の初任給は平均値で17,500バーツほど、基本的にエリートと呼ばれる人たちの月収です。
一般的なパートやアルバイトとしては、バンコクのコンビニの時給は30バーツ前後、1日に10時間働いてもようやく300バーツになります。
そして、法律で定められた週休は1日ですが、生活のために休まずに働く人やダブルワーク、トリプルワークと仕事を掛け持ちする人も多いようです。
<関連記事はこちらからどうぞ>
2017年 タイの世帯収入は平均月2万6,973バーツと増加傾向!! この記事を読んでみる
タイは貧富の差がとても激しい国!!
1%富裕層が国全体の70%の富を占めている!!
タイは貧富の差が激しい国です。確かにバンコクのエリートは稼いでいるイメージもありますが、地方では月収1万バーツ以下も普通でしょう。
ちなみに、タイは上位1%の富裕層が国全体の約70%の富を占めていると言われ、世界で最も富裕層に富が集中しています。
また、働く女性が多く、夫婦共働きは当たり前です。特に女性が働いて家族を養っている家庭も多く、逆に男性が仕事もせずにフラフラしている光景も見かけます。
都市圏に出稼ぎに行き、実家へ仕送りをする若者、中には自分で学費を払いながら残ったバイト代を仕送りに回す学生もいるようです。
平均月収が高いのは1%の富裕層が大幅に底上げしているから!!
公に公表されているタイ人の平均月収のデータを見ると45,000バーツなど、この数字にかなり高いイメージを持つのは決して間違っていません。
例えば10人の平均月収が2万バーツだとしましょう。仮に9人の収入が1万バーツでも1人が11万バーツを稼げば、平均は2万バーツになります。
これがタイの実態であり、1%の富裕層が想像できない高収入を稼ぐため、あくまで統計データ上、全体としては底上げされますが、大多数の人々の収入は低いのです。
よって、ごく一部少数の富裕層を除いた大多数のタイ庶民の月収という意味では、1万〜1.5万バーツほど、2万バーツで結構稼いでいる人というのが現実ではないかと思います。
<関連記事はこちらからどうぞ>
タンブン タイ人が行う現世での善行!! 収入の1割も!? 徳を積む観念とは!? この記事を読んでみる
月収1万バーツ以下は貧乏!?
タイでは、月収が1万バーツ以下は貧乏という感覚です。特にバンコクを中心とする大都市圏では物価が高いことも理由でしょう。
また、地方都市の月収はさらに低く、農業や林業などに従事している人の給料は5,000バーツほどというデータもあります。
そして、15,000バーツ以上で中流、日本人の収入と比較するならば、平均月収420万円前後、大卒の平均月収では約20万円ほどの感覚をイメージすると良いでしょう。
単純に金額だけを見て、生活レベルを比較することはできませんが、日本の大卒初任給20万円(約6万バーツ)はやはり高いと思います。
<関連記事はこちらからどうぞ>
タイ移住 バンコクの物価は安い!? 50歳以上はロングステイビザがある!? この記事を読んでみる
タイは物価の差も激しい!?
タイは物価の安い国というイメージをする人も多いでしょう。確かに一般的には安いとも言えます。しかし、実際には物価の差も相当激しいと思います。
屋台では40バーツで食事が可能ですが、富裕層が行くようなレストランは日本よりも確実に高級です。しかも、近年バンコクを中心に物価も上がり続けています。
それでは、タイと日本の物価の差はどうでしょうか!? 例えば、タイのスターバックスのコーヒーは日本とほとんど値段が変わりません
このように、中には日本と物価の変わらない物もありますが、最も分かりやすい対象として、ミネラルウォーターで比較してみたいと思います。
<関連記事はこちらからどうぞ>
Wat Worachanyawat タイマッサージの聖地!! 100バーツの激安店エリア!! この記事を読んでみる
タイで飲料水を買うといくら!?
分かりやすい物では、飲料水の価格で比較してみましょう。タイのコンビニで500mlのペットボトルを購入した場合、平均的には25円ほどです。
また、あるテレビ番組で一躍有名になった激安飲料水、ドラゴンウォーターは、5バーツという破格でした。しかし、日本で飲料水を買うとおそらく100円ほどでしょう。
よって、飲料水の価格に関しては、約4〜5倍ほどです。よって、タイ庶民の生活という観点で見ると、日本の3分の1ほどを想像すると分かりやすかもしれません。
<関連記事はこちらからどうぞ>
水事情 氷であたる!? 東南アジア旅行の飲料水問題!! 途上国の水は危険!? この記事を読んでみる
タイのラーメン(クイッティアオ)の価格は!?
タイの国民食、クイッティアオを一般的なローカルレストランで食べると60バーツほど、屋台では40バーツで食べることができます。
日本のラーメン店の平均的な価格は、600円〜700円位でしょうか!? 最近は日本のラーメンの価格上昇も顕著ですが、価格差は約3倍ほどです。
しかし、近年タイも日本のラーメン店が人気で、一杯のラーメンが300バーツ(約1,000円)以上する超高額ラーメン店も賑わっています。
<関連記事はこちらからどうぞ>
ルンルアン 創業70年!! バンコク最強と評判のクイッティアオとは!? この記事を読んでみる
タイは衣料品も激安!!
タイ人の若者に大人気のプラチナムファッションモールでは、Tシャツが100バーツで販売されています。中には日本人でもオシャレと感じる商品もあると思います。
日本では安くても1,000円ほどでしょうか!? よって、やはり3分の1ほどです。また、タイには冬の重衣料が必要無いので、必然的に衣料品にかかる金額は少ないでしょう。
特にビジネスシーン以外では、Tシャツと短パンで一年中過ごせるのは、日本とは大きく異なる利点だと思います。
<関連記事はこちらからどうぞ>
ボーベー市場 衣料品が安い!? 世界中のバイヤーが訪れる卸問屋!! この記事を読んでみる
現地採用の月収や日本人が現地で暮らすための費用は!?
日本人の現地採用の平均月収は、5万バーツほどと言われています。よって、税金や保険を差し引かれると、実際に使える金額は4.5万バーツほどです。
もちろんこれは会社や本人のスキルによっても異なるでしょう。私の知人の中には、実際には4万バーツほどだったケースや8万バーツほどを稼ぐ人もいます。
よって、比較的物価の高いバンコクでも現地の生活に馴染めれば、普通に生活ができるはずです。むしろ現地の感覚では裕福な生活と言えるでしょう。
<関連記事はこちらからどうぞ>
トイレ事情 タイは紙がない!? 使い方に注意!! ウォーターガンが超強力!? この記事を読んでみる
現地採用で裕福!? テレビで見るような憧れの生活は嘘!!
最近テレビで頻繁に取り上げられているタイ移住ですが、現地採用で豪華(優雅)な生活は本当にできるのでしょうか!?
結論から言うと不可能です。プール付きの高級コンドに、毎日食べたい物を食べ、週末はドレスアップしてパーティー、タイ人にモテモテの生活は、完全に嘘です。
実際には高い家賃を払った瞬間に生活がカツカツになります。テレビで切り取られた日常のほんの一部を信じると確実に痛い目を見るので注意が必要でしょう。
日本の誇張したテレビ番組に関しては、現地の友人もSNSなどで嘘を指摘していますが、こんなはずではなかったと騙される人が続出しているので、注意喚起したいと思います。
<関連記事はこちらからどうぞ>
タイの賃貸コンドミニアム 物件探しはウェブサイトが便利!? 飛び込みで内見!? この記事を読んでみる
さいごに
現地のタイ人と同じ水準の生活を送る場合でも最低2万バーツは欲しいですが、贅沢な生活とは無縁です。また、現地採用の月収5万バーツでは比較的生活自体は楽だと思います。
しかし、駐在員という立場でタイに赴任した場合は、日本では信じられないほど優雅な生活を送れるので、転勤でタイに赴任するのが一番には間違いないでしょう。
<関連記事はこちらからどうぞ>
タイは台風が無い国!? 上陸の確率は15年に一度!! 自然災害では洪水に注意!! この記事を読んでみる
Surprice(サプライス)航空券予約サイトの口コミや評判!! 安さの理由は!? この記事を読んでみる