ワット・スワンナーラーム (Wat Suwannaram)は、バンコクのトンブリーエリアにある寺院で、アユタヤ時代に建立された歴史ある名刹です。
タイ国内でも特に格式の高い王室寺院に認定されています。ということで、今回は、トンブリーの歴史ある名刹について、記事にしたいと思います。
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ワット・スワンナーラーム バンコクの格式高い寺院!! アユタヤ時代に建立された名刹を歩く!!
この記事の目次
格式の高い第2級王室寺院!! ワット・スワンナーラームを歩く!!
バンコク都心からチャオプラヤー川対岸のトンブリーエリアに、タイ国内でも特に格式の高い寺院を発見しました。
このエリアは、多くの旅行者が観光で訪れる場所ではないでしょう。私も実際にバンコクノイ区のワット・ラカンよりも先まで来たのは初めてでした。
小さなソイを歩いてる時に偶然前から走ってきたバイタクのドライバーに話しかけ、周辺で有名な寺院に連れて欲しいとお願いすると、この寺院を案内してくれました。
ラーチャウォラウィハーンなので、どうやらタイ国内でも格式の高い第2級王室寺院に認定されている地元でも有名な名刹です。
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アユタヤ時代に建立された歴史の古い寺院!!
アユタヤ時代に建立された古い寺院ですが、当時はワット・トンと呼ばれていましたが、ラーマ1世によって、現在のワット・スワンナーラームという名前になりました。
トンブリー王朝の時代には、タークシン王がビルマ人の捕虜を死刑にした場所としても有名なようです。現在でもタークシン王の像があります。
また、ラーマ3世の時代には大規模に修復が施され、ラーマ4世の時代に増築もされています。このように王室との繋がりが深い寺院です。
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中国の影響を受けた寺院!!
トンブリーエリアの寺院に見られる特徴としては一般的ですが、寺院内の色々な場所に中国の影響を受けた像が安置されています。
これはこの地に多くの華僑や中華系の移民が移り住んだ証拠でしょう。また、トンブリーの寺院の中には華僑によって建立された寺院が多いことも事実です。
上の写真のように随所に漢字が見受けられます。現在でもこの地には多くの中華系のタイ人が住んでいます。
そういった中国にルーツを持つ人が参拝に訪れ、タンブンや寄付を行うことで、寺院内もキレイに整備され、定期的に修復が施されているのではないかと思います。
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ワット・スワンナーラームの美しい仏像は必見!!
タイの人々が修復作業を行っていましたが、参拝者は私しかいませんでした。これだけ立派な寺院をゆっくり参拝できるのは本当に幸運です。
そして、本堂の中には美しい仏像が鎮座しています。個人的な感想では、表情が特にすばらしいと思います。また、壁の宗教画も素敵です。
本堂を出ると一人のタイ人が隣の仏堂も見ていくと良いよと声をかけてくれました。どうやら修復工事を取り仕切っている責任者のようでした。
私が日本人と言うとテンションが上がったようで、この寺院の歴史を説明してくれましたが、バンコクで一番の寺院だと力説していたのも印象的でした。
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ボートからの景色も素敵!?
寺院はバンコクノイ運河に面しているので、運河側からアクセスすることもできるようです。上の写真のように船着場がありました。
おそらく公共のボートの船着場ではなさそうですが、チャーター便が停泊するのでしょうか!? しばらく運河を見ていると、小型のボートが行き交っています。
この寺院の先にはワット・スリスッダラーム船着場がありますが、ボートで運河沿いを観光するのも楽しいでしょう。私も次回は絶対利用しようと思っています。
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トンブリーの美しい名刹に行こう!!
住所:32 Thanon Arun Amarin, Siriraj, Bangkok Noi, Bangkok, Thailand
参拝時間:7:00頃〜19:00頃!?
私はワット・ラカンから歩いて向かいましたが、決してアクセスが良い場所とは言えません。一番近くまで行くのは乗り合いボートですが、旅行者には分かりづらいでしょう。
よって、のんびりバンコクノイ運河沿いを歩いていく方法が良いと思います。観光地化された寺院ではありませんが、王室の認定を受けた寺院なので、見所は満載です。
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さいごに
この寺院の横を流れるバンコクノイ運河は、アユタヤ時代以前はチャオプラヤー川の本流でしたが、後に作られた運河がいつの間にか現在の本流になります。
よって、以前はこの寺院もチャオプラヤー川沿いに建つ要所だったはずです。本当に美しい寺院なので、少しだけ足を伸ばして立ち寄ってみるのも良いのではないでしょうか。
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