ロイクラトン (Loy Krathong)は、タイで最も美しいと言われている伝統的なお祭りです。毎年11月にタイ全土で開催されます。
灯籠を川に流し、祈りを捧げるという風習がいつしかお祭りとなりました。ということで、今回は、タイの伝統的なお祭り、ロイクラトンについて、記事にしたいと思います。
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ロイクラトン タイで最も美しい伝統的なお祭り!! 祈りや願いを込めて灯籠を流そう!!
この記事の目次
ロイクラトン(Loy Krathong)タイの伝統的なお祭りとは!?
ロイクラトン(Loy Krathong)とは、毎年11月に行われる伝統的なお祭りです。幻想的なお祭りとして、タイで最も美しいお祭りと言われています。
農作物の収穫に感謝し、水の女神コンカーに祈りを捧げると共に、自らの罪を謝罪、お清めの意味合いもあるようです。
ちなみに、このお祭りのルーツは、紙やバナナの葉で作られた灯籠(クラトン)を川に流す、タイに古くから伝わる風習が元となっています。
タイ全土で開催されており、近年はバンコクやタイ北部で大規模なイベントが開催され、お祭りが大好きなタイ人だけではなく、多くの外国人も参加するお祭りとしても有名です。
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はじめにクラトン(灯籠)を購入!!
ロイクラトンの灯籠流しに参加するために、まずはじめにクラトン(灯籠)を購入します。おそらくお祭り会場の周辺で沢山販売されているはずです。
上の写真が実際の灯籠になります。価格は安いもので50バーツほど、大きさやデコレーションによって、高いものは数百バーツ以上とバリエーションも豊かです。
中にはこれでもかというほど豪華なものも見かけました。お祈りや願い事にはお金に糸目をつけないのは、信心深いタイ人らしい一面です。
また、中にはプリンセスをかたどった灯籠など、こうした遊び心も面白いでしょう。ちなみにこれらは全て天然の素材で出来ているため、川に流しても自然に還るそうです。
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クラトン(灯籠)を川や湖に流そう!! ベンジャシリ公園が会場に!!
クラトン(灯籠)を購入したら、会場になっている川や湖に流しましょう。私の場合はスクンビットにあるベンジャシリ公園内の池に流しました。
ベンジャシリ公園もかなりの人出でしたが、おそらくチャオプラヤー川沿いなどでは大規模なイベントが開催されるため、賑やかな雰囲気を味わえるはずです。
ちなみに灯籠には必ずロウソクが付いているので、火をつけて日頃の贖罪と共に願い、祈りを捧げます。あとは流すだけです。
個人的には流した瞬間に沈まないのか心配でしたが、意外に安定感があり、普通に対岸の方まで流れていきました。
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ロイクラトンの不都合な真実!!
私が灯籠を流した後、沢山の灯籠が流れ着いた対岸で写真を撮っていると、何やら子供たち、中には大人もいましたが、流れ着いた灯籠を片っ端から調べています。
近くにいた子供に何しているのか聞いてみると、灯籠の中にお金(お賽銭)が入っているので、それを探しているとのことでした。
タイバーツコインをビニール袋にジャラジャラとぶら下げている子供もいたので、意外に沢山集まるようです。流す神あれば、拾う神ありでしょうか。
また、タイのニュースでロイクラトンでお金をあさっていた男性が川で溺れて亡くなったとも報道されていました。これもタイの現実であり、不都合な真実かもしれません。
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ロイクラトン会場周辺には屋台や露店が出店!!
ロイクラトン会場の周辺は、日本のお祭りと同じように屋台や露店が出店し、沢山の人で賑わっていました。これはどの会場も共通でしょう。
おそらく広い会場では大きなナイトマーケットのようになっているのではないかと思います。よって、スクンビットの狭い歩道の両サイドにも露店で並んでいました。
タイらしい一面と言えば、灯籠を販売している横でムーピン(豚の串焼き)やガイトート(フライドチキン)を販売しています。
また、上の写真のようにマスクまで販売され、衣料品や雑貨まで見かけました。この商魂がまさにタイらしいと言えます。
そして、私が個人的にツボだったのは、11月ですが既にクリスマスグッズを販売していました。加えて、余ったのでしょうか!? 終わったはずのハロウィンの帽子まであります。
タイは国民の9割以上が熱心な仏教徒ですが、実はクリスマスなどのイベントが大好きで、これは日本人とも一緒と言って良いのかもしれません。
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2021年のロイクラトンは新型コロナの影響で縮小傾向!!
2021年のロイクラトンは、新型コロナの影響によりいずれの会場も縮小傾向だったようです。特にタイの地方都市ではイベントを中止した場所もあると聞きました。
来年は通常通り開催できることを祈るのみですが、私も来年はチェンマイなどで行われるランタンをあげることで有名なコムローイ祭りにも行きたいと思っています。
死ぬまでに一度は見たいと言われている幻想的なお祭りです。日本人旅行者にも人気のお祭りなので、来年に期待しましょう。
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さいごに
私もロイクラトンで自分自身で灯籠を流したのは初めてでした。ほんの少しですが心が洗われたような気がします。やはり実際に参加するのは良い経験です。
そして、来年もロイクラトンに参加できることをお祈りしてきました。また、来年はもうひとまわり大きい灯籠を流したいと思います。
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