バンコク は、世界でも最も渡航者が多い人気の観光都市です。しかし、このバンコクという都市名が正式な名称ではないことはあまり知られていません。
実は誰もが知っているタイの首都バンコクは愛称なのです。ということで、今回は、バンコクの正式名称とその歴史について、記事にしたいと思います。
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バンコク 世界一長い69音節の首都名!! 由来はバンコクノーイ!? 正式名称と歴史とは!?
この記事の目次
バンコクは愛称だった!! 世界一長い69音節の首都の正式名称とは!?
私たちが知っているタイの首都バンコクは正式な名称ではありません。このバンコクという名前は、外国人が使う愛称と言った方が良いでしょう。
ちなみに、英語表記ではBangkok、漢字では曼谷、盤谷です。しかし、タイ人はバンコクのことをクルンテープと呼んでいます。
実はバンコクには世界一長い69音節の正式名称があり、タイ人(バンコク都民)でも覚えられないほどの名前が存在するのです。
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バンコクの正式名称!!
まるで呪文のような世界一長いバンコクの正式名称は、タイ国政府観光庁のウェブサイトに記載されていました。
英語表記:Krungthep Pramahana Korn Amone Ratchasna Koshin Mahintara Yuttayama Hardy Rock Pop Noppa Ratchastany Bryrom Udomra Chaniwait Maha Saturn Amone Piman Awatan Satit Sakka Tattiya Wisanukam Prasit
日本語表記(カタカナ):クルンテープ・マハナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシット
タイ語表記:กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตนราชธานีบูรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์
ちなみに、現地のタイ人にこの正式名称を聞いても、半数以上の人が答えられないのではないかと思います。確かにこの名称を覚えるのはハードルが高いでしょう。
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バンコクの名前の由来と歴史とは!?
バンコクという名前は、古くアユタヤ時代に遡り、コーク(アムラタマゴノキ)の生える村(バーン)に由来すると言われています。
そして、このバーンコークという地名がトンブリーという名前に変わり、ラーマ1世が築いた都につけたクルンテープ(天使の都)という名前に変遷していきました。
よって、この世界一長い69音節の首都名は、ラーマ1世が名付け親で、その後ラーマ4世によって変更されます。
また、クルンテープ以下は、都を装飾する言葉が連なっていますが、この荘厳な名前と対照的な愛称がタイのローカルな植物に由来するコーク村、バンコクなのです。
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現在もトンブリーに残るバンコクノーイとは!?
タイでも有数の歴史を誇るシリラート病院、その高層ビル群の手前の時計塔を備えた赤いレンガ造りの建物が旧バンコクノーイ、トンブリー駅の跡です。
そして、西に分岐する運河の名前がバンコクノーイ(小バンコク)運河、屈曲が激しいチャオプラヤー川もかつてはこのバンコクノーイ運河に入り込んでいました。
このバンコクノーイの地名は、この辺りがバンコク発祥の地を意味しており、現在ではバンコクノーイ、バンコクヤイの運河名と区名のみになっています。
しかし、この名前が現在も英語名として通用しているのは一体なぜでしょうか!? この理由はアユタヤ時代に遡ると言われています。
当時このトンブリーにある要塞に駐屯していたポルトガルの傭兵がこの地の地名を現地人に尋ねたところ、バーンコークという名前が返ってきました。
しかし、このバーンコークは固有名詞ではなく、普通名詞であり、この返答が間違って広まり定着したことが、実はバンコクの名前の始まりと言われているのです。
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バンコクの正式名称を知ってると得!!
実はタイ人でも覚えられないバンコクの正式名称ですが、これを覚えて、知っているとタイ人との会話で異様に盛り上がります。
私のタイ通の友人が完璧に暗記しているのですが、前にバンコクのバービアで飲んでいる時に小ネタとして話をすると拍手喝采、爆笑の嵐でした。
このようにカタコトのタイ語を話す日本人が長いクルンテープ・マハナコーンと話し出すのが相当タイ人のツボにハマるようです。
よって、バンコクのカラオケやバービアなどでヒーローになりたい人は覚えてみるのも良いでしょう。しかし、その場の雰囲気で思い切りスベッても自己責任でお願いします。
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さいごに
タイの首都バンコクという名前が、実はクルンテープ(天使の都)とコークの生える村の両極端な名前で呼ばれているとは本当に面白いものです。
また、タイ人に出身を尋ねると、バンコク出身者はクルンテープと言います。よって、タイでは、やはりクルンテープと呼ぶのが普通のようです。
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