2018年円安・バーツ高はいつまで続くのか!? タイバーツが強い理由とは!?

バーツ高 が止まりません。2017年もあと2日ですが、円安・タイバーツ高は続いています。そして、このバーツ高はおそらくまだ続きそうです。

それでは、2018年のバーツ相場はどのように推移するでしょうか!? ということで、今回は、タイ旅行で気になる為替の動向について、記事にしたいと思います。

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2018年円安・バーツ高はいつまで続くのか!? タイバーツが強い理由!! 背景は好調なタイ経済の影響!?

円安・バーツ高の現状!!

バーツ高

2017年12月30日現在のバーツ相場は、1万円が2,900バーツを切るという、タイ旅行者から悲鳴が聞こえてきそうなほどのタイバーツ高です。

ちなみに2017年のバーツ相場は、4月の中旬に1万円が3,150バーツほどのバーツ安に振れましたが、それ以降は順調にバーツ高が続いています。

また、直近では、2016年7月頃に1万円が約3,500バーツになり、円高バーツ安だったタイミング以降、止まることのないバーツ高の状況となりました。

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2018年のバーツ相場を予想してみる!!

私の勝手な予想ですが、2018年も円安・バーツ高がしばらく続くと思います。近年のバーツ相場は、2012年に1万円が4,000バーツというバーツ安を記録しました。

しかし、その後3年ほどかけて2015年に1万円が2,700バーツという強烈なバーツ高を記録し、2016年にいったん落ち着くも、2017年はバーツ高に触れています。

よって、過去のバーツ相場の流れを見ても2018年は、現在のバーツ高相場は続いていくのではないでしょうか!? ちなみに現在の相場は、ロイターの為替レートで確認できます。

おそらく2018年の間は、1万円が約2,900バーツ〜約3,000バーツ前後にキープできるか、もしくは2,700バーツにタッチする可能性もあるでしょう。

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なぜバーツ高が続くのか!?

それでは、なぜタイバーツ高が続くのでしょうか!? これに関しては様々な理由があると思いますが、1番の理由はタイ経済が順調に成長しているからだと思います。

2017年のタイのGDPは、予想以上に堅調に推移し、順調な個人消費もタイ経済を支える大きな要因の1つでした。

このような環境で、2017年のタイの平均の世帯収入も2016年に比べて順調に増加しています。こうしたタイ経済の堅調さがバーツ高の下支えと考えて良いでしょう。

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日本企業も円安・バーツ高を維持したい!!

 バーツ高

日本の基幹産業でもある自動車産業などは、人口が減少していく日本のマーケットよりも輸出を重要視しています。

よって、現在の円安の状態を維持したいというのが本音です。円安になればなるだけ輸出企業の収益は上がります。

もちろん日本は資源を輸入に頼っている国なので、過度に行きすぎた円安も考えものですが、ある程度の円安は維持して欲しいはずです。

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タイの高齢化社会が問題に!!

タイは、東南アジアの中でも特に速いスピードで高齢化が進んでおり、先進国の中で重篤な高齢社会を迎えている日本と同じように進んでいく可能性が懸念されています。

しかし、日本と状況が違うのは、タイは家族が協力しあって生活をするという点です。確かにタイも都市部やバンコクにおいては、核家族化が進んでいる現状もあるでしょう。

しかし、日本の大きく異なり、子供を取り巻く環境も違います。とはいえ労働人口の減少が産業に大きな変化をもたらす可能性は決して否定できません。

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重要視されるタイの介護事業!!

日本とは大きく異なるとはいえ、タイでも介護事業が注目されています。従来、タイでは介護を基本的に家族によって行うべきとした考え方が根付いていました。

そして、現在でも両親を介護施設に入所させるということは、親不孝であり、周囲から非難の対象になるという考え方も根深いです。

しかし、所帯状況の変化に伴う家族介護力の低下や今後の要介護高齢者の更なる増加により、日本のように家族の介護疲れが社会問題化することも懸念されています。

しばらくはタイの介護事業は一部の富裕層をターゲットとした高齢者介護施設という形で増加していくでしょう。しかし、その先には大きな変化があるかもしれません。

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タイの政治情勢もバーツ高に影響!?

バーツ高

堅調に推移するタイ経済ですが、その一方で政権が安定していないのもタイの現状です。現在も軍のクーデターによって生まれた暫定政権が政治を行っています。

よって、今後の政治情勢次第では、バーツの信頼が急激に落ちること可能性も否定できません。結果、突発的にバーツ安に触れる可能性もゼロでは無いでしょう。

タイのプラユット暫定首相は、記者団に対し、2018年11月に総選挙を実施することを明らかにしました。これによって、軍政長期化の後で民政に復帰する見通しとなります。

しかし、この選挙の結果次第では、大きな方向転換を迫られる可能性もあるため、今後のバーツ相場とタイの政治情勢も合わせて注視する必要があるでしょう。

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さいごに

バーツ高

私も含めて一般的なタイ旅行者は円高・バーツ安を期待するでしょう。しかし、しばらくは我慢が続きそうです。しかし、長期間では為替は必ず上下します。

よって、私も次回1万円が4,000バーツ近くなることがあったら、大量にバーツに換金する予定です。また、タイミング次第ではバーツ建ての外貨預金も良いかもしれません。

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