ワット・ラーチャボピット 旧市街にヨーロッパの影響を受けた王室寺院!!

ワット・ラーチャボピット (Wat Ratchabophit)は、バンコクの旧市街にある美しい寺院です。ラーマ5世の統治時代に建立されました。

タイ様式の寺院ですが、ヨーロッパの影響を色濃く受けています。ということで、今回は、バンコクの第1級王室寺院、ワット・ラーチャボピットについて、記事にしたいと思います。

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ワット・ラーチャボピット 旧市街の美しい寺院!! ヨーロッパの影響を受けたタイ様式の寺院!!

バンコク旧市街の1級王室寺院!! ワット・ラーチャボピットを歩く!!

 ワット・ラーチャボピット

1869年ラーマ5世の統治時代に建立された第1級王室寺院です。旧市街の中心地にあり、人気の観光名所、王宮やワット・ポーなどからも歩いていくことができます。

バンコク都内には多くの寺院がありますが、中でも最も美しい寺院ではないかと思います。特に本堂の細かい装飾には目を奪われるでしょう。

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ヨーロッパの影響を色濃く受けたタイ様式!!

 ワット・ラーチャボピット

黄金の仏塔を取り囲むように円形の回廊が巡らされています。フランスのベルサイユ宮殿を強く意識して作られました。

モダン好きだったラーマ5世の好みを反映したものです。ラーマ5世は、現在でもミュージカルや映画などで人気の王様と私で有名なモンクット王の王太子です。

 ワット・ラーチャボピット

少年時代からの雇い教師だったアンナの影響から西洋化を志したと言われています。よって、この寺院もそういう流れの中で、完成までに20年の歳月を費やしました。

実際に寺院の敷地内にはラーマ5世の像があります。歴代の国王の中でも最も人気の高く、近代のタイの歴史を語る上でもとても重要な偉人です。

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ワット・ラーチャボピットの美しい装飾は一見の価値アリ!!

 ワット・ラーチャボピット

この寺院の大きな魅力は美しい装飾でしょう。建立から150年ほどなので、比較的新しい寺院ということもありますが、細かい装飾が美しすぎます。

もはやキレイを通り越して神秘的です。また、写真のような象とのコントラストも不思議な感覚になります。これぞタイの寺院というカラフルで手の込んだ造りでしょう。

 ワット・ラーチャボピット

近年、大規模な改修工事が行われているようで、私が訪れたタイミングでも多くの職人!? たちが作業をしているところでした。

写真は改修前の貴重な姿です。この状態からあの細かい装飾を作り上げるには、相当な時間と手間がかかると思います。

 ワット・ラーチャボピット

多くの作業員が働いている傍で、くつろいでいる野良犬がいました。タイの寺院には必ず犬や猫が住み着いていて、ある意味自由に暮らしています。

命を大切にするタイの文化は本当にすばらしいと思います。しかし、あくまで野犬なので、過度な接触は避けるようにしましょう。

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ワット・ラーチャボピット横の運河には魚がいっぱい!!

 ワット・ラーチャボピット

写真のようにサインが出ているので、どうやら観光スポットにもなっているようですが、寺院の横の小さな運河には大きなナマズ!? が大量に繁殖しています。

巨大魚が水面に酸素を吸いに上がってくる様子はある意味テンションが上がりました。ワット・ラーチャボピットを訪れたら、一緒に見てみると良いでしょう。

また、こういった運河などの水辺にはタイ名物と言っても良いミズオオトカゲなども生息しており、目撃するとかなりの迫力に驚くことは間違いないと思います。

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ワット・ラーチャボピット(Wat Ratchabophit)に行こう!!

住所:2 Fueng Nakorn Road, Wat Ratchabophit, Phra Nakhon, Bangkok, Thailand

参拝時間:8:00〜17:00

バンコクの旧市街の中心辺りにあります。ジャイアントスイングで有名なワット・スタットや王宮からも徒歩圏内です。

しかし、BTSやMRTなどの駅から近くないので、私はMRTファランポーン駅からヤワラート通り(チャイナタウン)を北上しながら歩いて向かいました。

バンコクの旧市街、古い街並みを見ながら向かうのも趣があります。バンコク都心からタクシーでもそこまで遠くありませんが、朝と夕方の渋滞には注意が必要でしょう。

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さいごに

バンコクに数多くある寺院の中でも最も装飾が美しい寺院です。現在改修中なので、修復が完成すればさらに美しい姿を見ることができるでしょう。

ワット・ポーワット・プラケーオのような観光地化された場所ではありませんが、タイ人の信仰を垣間見ることができる貴重な寺院は、一見の価値があると思います。

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