ワット・パトゥムコンカー は、バンコクのチャイナタウン周辺の下町、チャオプラヤー川沿いにある寺院です。
比較的小さな寺院ですが、少し変わった歴史を持っています。ということで、今回は、バンコクの下町にあるワット・パトゥムコンカーについて、記事にしたいと思います。
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この記事の目次
ヤワラートの下町にある寺院!! ワット・パトゥムコンカーを歩く!!
チャイナタウンで人気の寺院、ワット・トライミットから歩いて10分ほどの場所にワット・パトゥムコンカー(Wat Pathumkhongkha)を発見しました。
一見どこにでもありそうなタイ様式の寺院です。しかし、敷地内に入ると、歴史を感じる中国風の石像が色々な場所にあるので、おそらくある程度歴史の古い寺院ではないかと思います。
もちろん中華街に近い場所に位置しているので、影響を受けていることは間違いありませんが、上の写真のような石像はトンブリー地区でもよく見かけます。
おそらくアユタヤ王朝の末期に、バンコクのチャオプラヤー川沿いに移り住んだ中華系の移民の流れを汲んだ人々が関係しているのかもしれません。
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貴族の処刑場だった!? その歴史とは!?
シンプルな寺院ですが、実は第二級王室寺院です。アユタヤ時代の末期まではワット・サンペーンという呼ばれていましたが、ラーマ1世の時代に改修され、現在の名前になりました。
また、チャクリー王朝時代頃(1782年)〜19世紀末のラーマ3世の治世時代まで貴族の処刑場として利用されていました。
今でも処刑の際の台座に使われたとされる巨大な石が敷地内に保存されています。ちなみに、当時はこの石の上で撲殺するという処刑方式を取っていたようです。
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現在は完全に駐車場!?
タイの寺院では見慣れた光景ですが、広い敷地を利用して、普段は駐車場として一般に使われています。おそらく1日いくらといった感じで貸し出しているようです。
よって、この場所も寺院を参拝している人は一人、二人しか見かけませんが、駐車場は満車状態です。ついには上の写真のように仏塔の間まで駐車スペースになっています。
特に下町ではあるあるですが、時には広い寺院の中でも駐車場の管理人しかいないなんてこともあるほどです。
確かにスペースの有効活用という意味では効率的で、タイらしいシステムかもしれません。駐車料金を稼ぐこともできるので一石二鳥とも言えるでしょう。
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古い石像と新しいグリーンのコントラスト!!
この日は本堂が閉まっていたので、中の仏像を参拝することはできませんでしたが、敷地内を歩いていると、日本で言うところの狛犬らしき石像がありました。
手前の大きい方は歴史を感じますが、奥のグリーンの小さい方はなんだか塗りたて感満載です。このモダンなグリーンは誰が考えたのでしょうか!?
なんだかこのコントラストが無性に魅力的に感じました。また、敷地内はキレイに整備されていて、ゆっくり過ごすには意外に良い感じの寺院だったのかもしれません。
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ワット・パトゥムコンカー(Wat Pathumkhongkha)に行こう!!
住所:1620 Song Wat Rd, Samphanthawong, Bangkok, Thailand
拝観時間:8:00頃〜夕方頃!?
バンコクの中華街ヤワラート通りの入口付近、ワット・トライミットの前の通りをチャオプラヤー川方向に歩いて徒歩10分ほどでしょう。
チャイナタウン観光で絶対に行くべき場所ではないですが、タイの寺院が好きな人は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
また、周辺は観光名所が沢山あるので、近くを通ったついでに寄ってみるのも良いでしょう。正直見所満載という訳ではありませんが、ゆっくり過ごすにはちょうど良いかもしれません。
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さいごに
タイの寺院はやはり歴史と表裏一体な部分も大きいので、その時代の歴史背景を知っていると楽しみ方がまた変わってきます。
今回はチャイナタウンの下町を歩いてみましたが、チャオプラヤー川を渡ったトンブリー地区もやはり面白いので、次回は再び川の向こうに足を伸ばしてみようと思います。
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