ワット・ポー (Wat Pho)は、タイ国内で最も有名な寺院でしょう。また、旅行者が必ず一度は訪れる人気の観光スポットです。
近年MRTの延伸によって、アクセスも良くなりました。ということで、今回は、タイを代表する寺院、ワット・ポーについて、記事にしたいと思います。
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この記事の目次
タイ国内で最も格式の高い寺院!? ワット・ポーの歴史!!
ワット・ポー(タイ語: วัดโพธิ์)は「菩提樹の寺」という意味で、正式な名前はワット・プラチェートゥポンウィモンマンカラーラーム、バンコクを代表する寺院です。
タイ国内では現在の王室との深い繋がりから最も格式の高い第一級王室寺院として、タイ全土より参拝者が訪れています。
また、タイ旅行でも必ず訪れる観光スポットとしても人気です。王宮やワット・プラケーオ、ワット・アルンなどと合わせて観光する人も多いと思います。
アユタヤ時代からワット・ポーやワット・ポーターラームと呼ばれ、トンブリーに都が移ってから修復されて王室寺院となりました。
また、都がバンコクに移った後、ラーマ1世が布薩堂、回廊、本堂を改修、新設して1801年に完成します。そして、現在の名前に改称されました。
歴代の国王も重視して改修を進め、ラーマ3世の時代に造立された全長46メートルの黄金に輝く巨大な涅槃仏が有名となり、涅槃寺とも呼ばれています。
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ワット・ポーといえば巨大な涅槃仏!!
やはりこの寺院を訪れたら必ず涅槃仏(涅槃像)は見るべきでしょう。タイ国内でも最も有名な仏像です。その巨大さはやはり何度見てもテンションが上がります。
確かにこの寺院内でも一番賑わっている場所なので、ほとんどの参拝者がこの涅槃像を見に来ていると言っても過言では無いでしょう。
ちなみに英語ではReclining Buddhaと言われるようですが、私も久しぶりに訪れたので、この仏像がどこにあるのか分からずに迷いました。
寺院内の地図から探す場合には、この英語表記を覚えておくと便利なので、リクライニングブッダの名前を忘れないようにしましょう。
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ワット・ポーの入場料!! 外国人旅行者は200バーツ!!
外国人旅行者が寺院を参拝するには、200バーツの入場料が必要です。入口付近にチケット売り場があるので、入場料を支払いましょう。
ちなみにタイ人は入場料無料です。以前は100バーツだったと思いますが、私の記憶が正しければ、2019年頃に値上げされました。
しかもバーツ高という状況もあり、200バーツ(約700円)は意外に高いです。しかし、それだけの価値はあると思います。
また、この入場料が寺院の維持費や改修費用に充てられるので、寄付という意味でも妥当な金額と言っても良いでしょう。
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ワット・ポーはタイマッサージでも有名!?
実はワット・ポーはタイマッサージでも有名です。寺院にタイマッサージの学校(講習所)があり、このマッサージを目当てに訪れる人も少なくありません。
タイのマッサージ店でも、ワット・ポーで勉強したマッサージ師に会うこともあります。また、私たち外国人旅行者もマッサージを学ぶこと可能です。
そういう意味でも人気なので、参拝のついでにタイマッサージの施術を受けてみるのも良い体験になるかもしれません。
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ワット・ポーになぜタイマッサージ講習所があるのか!?
ワット・ポーにタイマッサージ講習所があり、タイマッサージの殿堂になったのは、この寺院がタイの伝統的な学問知識を集結する大学としての役割を担ってきたからです。
19世紀のラーマ3世の時代には、タイの伝統学問の教えを休憩亭(サーラーラーイ)に保管して、後世に伝える作業が行われました。
こうしてタイの歴史や詩文、タイ方位学の知識を集め、人々に教授する教習所の役割を果たす、タイで最初の大学と言われるようになります。
また、マッサージ講習所が設置されたのは1962年、ルーシーダットトンと呼ばれる修行僧が編み出したとされる「隠者の体操」と薬草を用いたマッサージを学ぶことが可能です。
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バラエティー豊かな歴史を感じる寺院!!
寺院内を散策していると、写真のような明らかに中国の影響を受けた像もあります。やはりラーマ1世の時代は、この地にも多くの華僑が住んでいました。
チャクリー王朝が成立したタイミングで、現在のヤワラート通り周辺に移り住む人が多かった事実もありますが、この旧市街には多くの中華系の移民が移り住んでいたのです。
そういう意味では中国様式とタイ様式がミックスしている寺院とも言えるかもしれません。しかし、建立されてから200年以上経過しているにしてはキレイです。
タイの寺院は定期的に新しい姿に修復されますが、特にこの寺院に関しては、莫大な費用がかけられ、タイのシンボルとしての役割を果たしているのでしょう。
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ワット・ポー参拝時の服装に注意!!
タイの寺院を参拝する場合には、過度な露出はしないように配慮が必要です。女性のミニスカートやショートパンツ、肩が出るようような衣服は避けましょう。
また、男性も同様ですが、ショートパンツは基本的にはNGです。特に女性の場合は上からストートを巻くなど、肌が隠れるようにすべきです。
これは一般的なタイ寺院参拝のマナーなので、決して忘れないように気をつけましょう。また、ワットポーや王宮周辺では詐欺にも注意が必要です。
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ワット・ポー周辺で多発する詐欺に注意!!
私の実体験に基づく注意喚起です。前回ワット・ポーを参拝しようと、寺院の入口に向かって歩いていると、一人のタイ人男性が声をかけてきました。
話を聞くと、どうやらその日は特別なセレモニーを開催しているので、公式なオープン時間は11時とのこと、確かその時は9時頃だったでしょうか。
よって、オープン時間まで近くの観光スポットを案内してあげると言ってきました。ちなみにこれはかなり有名かつ典型的な詐欺です。
時にはトゥクトゥクがグルだったり、船の観光で2,000バーツもの現金を騙し取られるケースが多発しています。ちなみに普通に寺院は開いているので、無視すれば問題ありません。
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ワット・ポーの行き方や参拝時間は!?
住所:2 Sanam Chai Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok, Thailand
参拝時間:8:30〜18:30
以前はファランポーン駅周辺からタクシーで向かう方法が一般的でしたが、現在ではMRTが延伸したので、最寄りのサナムチャイ駅を下車、徒歩数分です。
この延伸によって、この王宮周辺の観光地へのアクセスは劇的に便利になりました。しかも運賃も安いので、トゥクトゥクやタクシーにボッタクられる心配もありません。
ちなみに、ワット・ポーは見所満載なので、時間をかけて本堂や仏像を参拝しましょう。また、一番人気の涅槃物は上の写真の案内図29番です。
私も久しぶりの広い敷地内に少し迷いました。やはり涅槃物周辺は人気のため、特に賑わっているのですぐに分かると思います。
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さいごに
タイ旅行では一度は訪れる観光スポットでしょう。しかし、外国人旅行者が集まる場所には必然的に悪い人たちも集まります。
特に王宮周辺はタイ国内でも詐欺が多く、時には人ごみに紛れてスリも横行しているようなので、最低限の注意は怠らないように気をつけましょう。
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