タイ寺院 参拝時のマナー違反が問題になっています。これは以前から外国人が寺院を訪れる際にトラブルになることがありました。
特に服装の問題が多いですが、最近ではインスタ映えのために禁止行為を行う人も増えています。ということで、今回は、寺院の基本知識やマナーについて、記事にしたいと思います。
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この記事の目次
タイ寺院と仏教を理解しよう!!
タイ王国は国民の90%以上が仏教徒と言われていますが、特に信仰心の強い信者が多いことでも有名でしょう。老若男女関係なく、仏教が生活に浸透しています。
人によっては、毎日寺院を参拝してから仕事や学校に行く人もいるほどで、週に一度は時間を作って寺院を訪れるということも普通の日常です。
ちなみに、タイの仏教は、インドからスリランカ、ミャンマー(ビルマ)、カンボジア、ラオス等南方を経由した上座部仏教と呼ばれています。
また、私たち日本は中国、韓国、ベトナムなどの北方を経由して伝わった大乗仏教なので、同じ仏教でも考え方や文化が全く異なると覚えておきましょう。
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日本とタイの仏教の違いとは!?
日本の仏教との違いは何か!? という点では、同じ宗教とは思えないほどです。日本の大乗仏教は、誰でも成仏でき、悟りを開くことができると教えられています。
しかし、タイの上座部仏教は、出家して悟りを開いた者だけが救われるとされています。よって、一般の人々は寺院に寄付を行うことで、徳を積み、幸せな来世を迎えようとするのです。
これがタイ人の社会に寺院の影響力が強く、出家して修行を行っている僧侶が尊敬される理由でもあり、僧侶が寄付によって日々修行を続けることができる相互扶助の関係になっています。
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タイ寺院参拝のマナーとは!?
タイでは寺院は人気の観光スポットとして、多くの外国人旅行者も訪れると思いますが、基本的には仏教や僧侶という宗教自体に敬意を払う姿勢を忘れてはいけません。
よって、特に注意すべきは服装ですが、ノースリーブやショートパンツなど露出の多い服装は厳禁、場所によってはサンダルも禁止のようです。
また、敷地内で男女が手を繋いだり、過度に密着するような行為も好ましくありません。よく団体の旅行者で見かけますが、大声で騒ぐなどの迷惑行為も絶対にやめましょう。
加えて、カメラのフラッシュも基本的には禁止です。寺院によっては上の写真のような禁止事項の表示がありますが、この表示がない場所も全て同じだと覚えておきましょう。
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足の裏は不浄!! インスタ映え目的で迷惑行為!?
タイでは足の裏は不浄と考えられているので、仏像や僧侶に足の裏を向ける行為は厳禁です。よって、仏像の前では足の裏を向けて座らないように気をつけましょう。
また、最近インスタ映え( SNS映え)を意識した写真を撮りたいがために、寺院内でヨガのようなポーズや著しく配慮が欠けたポーズを取る日本人が問題になっています。
寺院によっては、注意喚起のための看板が設置される場所もあるほどです。それほど、このような禁止行為、迷惑行為を行う人が多い証拠でしょう。
寺院ではありませんが、タイ南部の島では、外国人旅行者の迷惑行為で島に入ることが全面禁止された例も実際にあります。二の舞にならないように節度を守って観光を行いましょう。
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女性は僧侶に触れてはいけない!!
女性は僧侶の身体や衣、持ち物に直接手を触れてはいけません。これは寺院内だけではなく、公共交通機関や街中でも同様です。
また、托鉢などの際に物を差し上げる場合は、直接鉢に入れるか僧が差し出した黄色い布の上に置くようにしましょう。
女性に触れることで過去の修行で積んだ徳が台無しになってしまうと考えられているため、僧侶は女性に触れることだけではなく、結婚することもありません。
加えて、お酒を飲むことも禁止されています。このように厳しいルールの下に仏門に入り、修行を行っていることが、タイ国民から尊敬を集める大きな理由とも言えるでしょう。
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タイ参拝時の服装と便利なモノとは!?
一般的には普通にくるぶしまで丈のある長パンツにシャツ(ポロシャツ)、Tシャツでも良いですが、きちんと袖があるモノを選びましょう。
基本的には男女共に肩と膝を隠すのが決まりです。また、本堂や仏堂に入る場合は帽子やサングラスは外し、シューズを脱いで中に上がりましょう。
女性の場合は少し大きめのストールを持っているとパレオのように使うこともでき、クーラーで寒い場合にも利用できるので、一石二鳥だと思います。
そして、賽銭箱に入れる賽銭用に20バーツ札を持っていると便利です。場所によっては、参拝に必要な線香やロウソク、お花などを購入することもできるので、何枚か用意しておきましょう。
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一般的な参拝方法は!?
寺院で参拝に使う線香やロウソク、お花を購入します。価格は場所によっても異なりますが、20バーツ前後だと思います。
まずロウソクに火をつけ、ロウソクを立てます。その後、線香に火をつけ、仏像に向かってお祈りをします。最後に線香を線香立てに立て、お花をお供えします。
また、中には仏像に金箔を貼る場所もあります。基本的に身体の良くしたい部分に金箔を貼りますが、これも自由です。
あくまで一般的な流れは以上ですが、中にはロウソクに火をつけない場所やお花だけをお供えする場所など、寺院や仏像によっても様々だと覚えておきましょう。
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さいごに
寺院参拝時の注意については、同じ上座部仏教のラオスでも上の写真のような注意事項が貼り出されていました。基本的には僧侶に敬意を払い、服装に気をつける内容です。
また、大声を出して騒いだり、走り回ったりなど、一般的に考えても迷惑な行為も禁止です。そして、寺院内では基本的に飲酒は禁止ということも覚えておきましょう。
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