レディーボーイ事情 タイはなぜニューハーフが多いの!? 理由は貧困と憧れ!?

レディーボーイ事情 は、タイの文化を語る上でもとても重要です。ちなみにレディーボーイは、日本で言うニューハーフの事を指します。

それでは、なぜタイにはこれほどレディーボーイが多いのでしょうか!? ということで、今回は、気になるレディーボーイ事情について、記事にしたいと思います。

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レディーボーイ事情 タイはなぜニューハーフが多いの!? 理由は貧困と女性への憧れ!?

タイはなぜレディボーイが多いのか!?

レディーボーイ事情

タイでは、日本のニューハーフのことをレディーボーイと呼び、タイ語ではカトゥーイと言いますが、一般的にはタイ人もレディーボーイとという言葉を使っています。

一説によると大国民の0.5%がレディーボーイとも言われ、タイの人口の200人に1人がレディーボーイというデータもあるほどです。

ちなみにタイの友人の話では学校のクラスに1人はいるかな!? というイメージの話をしていました。さすが世界で最もレディーボーイの多い国です。

また、女性と全く見分けのつかない絶世の美女から明らかに強そうな人まで、本当に色々なレディボーイを見かけるのも事実だと思います。

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社会に溶け込んでいるレディーボーイ!!

 レディボーイ

最近メディアにも数多くのニューハーフが出演していることもあり、少しずつ日本でも人権を得てきましたが、やはり大きな偏見が存在するのも事実でしょう。

しかし、タイでは普通に社会に溶け込んでいます。もちろん完全に偏見がないと言えば嘘になるかもしれません。

ただ、日本とは比較できないほど理解を得ています。実際にショッピングモールや飲食店だけではなく、空港や公共施設でも仕事をしている姿を見かけるでしょう。

このように全く違和感なく社会に溶け込んでいる姿を目撃すると、日本人の偏った考えは一体!? と考えさせられる瞬間でもあります。

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タイにレディーボーイが多い理由とは!?

女性への憧れ!!

レディーボーイ事情

それでは、タイにはなぜこれほどレディーボーイが多いのでしょうか!? これにはいくつかの理由があると言われています。

一番大きな理由は、女性への憧れでしょう。タイは女性が強く、社会でも広く活躍しています。歴史を見ても家長が女系の民族もあるほどです。

また、男性が働かずにフラフラしているイメージも大きいでしょう。また、母子家庭が多く、小さな頃から頼りない男性よりも強い母親が身近な存在となります。

実際に私の取引先のオーナーや経営者も女性が半数以上です。そういう意味では女性に対する憧れと男性に対する失望が大きな理由と言っても良いかもしれません。

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男でいることへの失望!!

女性への憧れと対極ですが、タイの男性の中には真面目な働き者もいれば、無責任で全く働かないヒモも沢山います。

また、一部の男性の浮気癖は半端ではありません。結果、甲斐性の無い男性に失望し、男性でいることをやめてレディボーイとなる決断をする人も多いようです。

よって、偉大な母親のように責任感の強い女性になることが、家族や家計を支え、大黒柱になる決意の表れと言っても良いでしょう。

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徴兵制の問題!?

一般的にはこれが一番の理由ではないかとも言われている、タイの徴兵制の問題です。タイ国民は、義務として19〜21歳までの2年間に軍隊に入隊しなくてはいけません。

しかし、これは全員ではなく、クジ引きで選出されます。この選び方もユニークでタイらしいですが、クジのアタリによって、2年間の徴兵が決まるのです。

では、なぜ徴兵制とレディーボーイの関係があるのでしょうか!? 答えは、身体がレディーボーイだと、軍隊の風紀が乱れるという理由から徴兵を免除されることがあります。

よって、身体検査で除外されること目的にレディーボーイになるケースも多いです。一部では軍隊に行くよりもよっぽど楽な選択と考えられているのです。

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タイの貧困事情!!

私はこれが一番の理由だと考えていますが、タイは貧富の差がとても激しい国です。特に女性が社会の中でも強く、女性になることで仕事を得ることができます。

特に観光大国タイの中でも大きな産業の一つになっているのが風俗産業です。タイのナイトライフは、一攫千金を掴むことができる夢のある職業と言われています。

一般的なタイ人の平均月収は、1万バーツほどです。しかし、ナイトライフの従事者の中には月に30万バーツ以上稼ぐ猛者もいます。

よって、容姿次第では、普通に働くよりも若くして大金をゲットできるチャンスがあり、一発逆転を狙うレディーボーイが多いことも事実と言えるでしょう。

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レディーボーイの不都合な真実!!

レディーボーイとして親に売られた!?

タイの地方や田舎では、男の子が生まれると小さい頃から親が女の子として育て、成長した後に子供に身体を売らせてお金を稼ぐケースがあります。

これは貧困が大きな理由です。しかもこれを斡旋する業者までいると言われ、子供の性が実際に商売に利用されています。

また、レディーボーイだけではなく、子供が売られる人身売買も問題となっており、自らの意思とは別に風俗産業に従事する子供も少なくないのです。

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戸籍を変えることはできない!!

不都合な真実として、完全に身体を整形してレディーボーイになってもタイの法律では戸籍を変えることはできません。

よって、ID(身分証)の上では一生男性のままです。そういう意味では、完全に女性として生きていくことは、やはり不可能になります。

また、いかに寛容とは言え、少なからず偏見や差別もあり、全員が美しいレディーボーイになれるとも限らないため、その容姿次第でも偏見に晒されることも珍しくないのです。

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タイはなぜレディーボーイ(トランスジェンダー)に寛容なのか!?

レディーボーイ事情

タイは、LGBT(トランズジェンダー)に本当に理解のある国です。この理由は、タイ人の気質、マイペンライ精神とも関係があると思います。

小さなことは気にしない文化の表れです。また、タイ国民に浸透している仏教の考えも影響していると言われています。

仏教の精神にある輪廻転生という考え方の中では、生まれ変わった結果、心は女性なのに身体が男性だっただけと考える風潮もあるようです。

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レディーボーイとはどこで出会えるの!?

タイ国内の歓楽街の中にはレディーボーイと出会えるお店があります。特に有名な場所はバンコクのナナプラザソイカウボーイ、パタヤのウォーキングストリートでしょう。

また、スクンビット通りのナナ駅〜アソーク駅の間も有名です。もし興味のある人は行ってみるのも良いかもしれません。

しかし、決してからかったり、冷やかしたり、ケンカはしないようにしましょう。トラブルになった場合は、完全に外国人が不利になると思います。

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レディーボーイを取り巻く事件に注意!!

最近レディーボーイが関係した事件が多発しています。有名なスリや窃盗、睡眠強盗、暴行事件なども発生しています。

特に歓楽街でのトラブルが多発しているので、旅行者も注意が必要です。特に変に刺激をするのは絶対にやめましょう。

全員が元々男性のため、力は完全に男です。しかもタイ人は実はプライドが高く、怒ると手がつけられない一面を持っていることも覚えておきましょう。

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さいごに

レディーボーイ事情

レディーボーイ事情には、タイ独特の歴史や文化が大きく関係しています。タイ国内を歩いていると色々な場所でレディーボーイを見かけるでしょう。

特に歓楽街では出会う確率も高いのですが、ある意味での興味のある人以外は、決して刺激しないことをおすすめします。

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