新型肺炎 タイ旅行の安全!? アジア各国で新型コロナ注意喚起!!

新型肺炎 中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が世界中で確認され、感染拡大の懸念が高まっています。

そして、このタイミングでのアジア旅行はどうでしょうか!? ということで、今回は、タイなど、アジア旅行の安全性や対策、注意について、記事にしたいと思います。

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新型肺炎 タイ旅行の安全性は!? アジア各国で新型コロナウイルス感染への注意喚起!!

新型コロナウイルスによる肺炎とは!?

 新型肺炎

中国の湖北省武漢市で発生したと言われる新型コロナウイルスによる肺炎で、中国では広範囲で感染者が確認され、死者も出ています。

また、2020年1月末現在、日本でもヒトからヒトへの感染を確認、東アジアを中心に感染の拡大が懸念されています。

発生源は、同市の海鮮市場の屋台で店主の動物(マーモットや鳥、ウサギ、コウモリ、ヘビなど)との接触によるものと考えられていますが、正確には不明です。

また、WHOの発表によれば、致死率は3%ほど、2002年に発生したSARSの致死率の9.6%よりも低いですが、感染力はとても強いと言われています。

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最悪なタイミングでの発生!!

今回の発生のタイミングが最悪と言われる理由は、多くのメディアでも取り上げられていますが、中国の旧正月(春節)と重なったからです。

この旧正月(1月24日〜1月30日の7連休)は、およそ30億人の中国人が世界中を移動する、世界最大規模の人間の大移動と言われています。

また、現在街が封鎖されている中国の武漢市の人口1,000万人のうち、すでに500万人以上は移動しているとも言われ、これが未曾有の感染拡大に繋がると予見されているのです。

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新型肺炎の有効な対策や予防方法は!?

現在のところ対策としては、流水と石鹸による手洗いやうがいと言われています。予防方法としてはとても単純ですが、最も有効です。

また、イソジンといったポビドンヨードなどの消毒も有効と報道されています。加えて、外出時のマスク着用もある一定の効果を発揮するようです。

詳しくは東京都感染症情報センターの新型コロナウイルス感染症に関する情報を確認すると良いかもしれません。

最後に、現在のところインフルエンザのようにワクチンや特効薬はないので、個人的には規則正しい生活、睡眠など、免疫力を高める健康的な生活が一番重要だと思います。

そして、基本的なことですが、感染の疑いや発熱など、異変を感じた場合には、早めに医療機関に連絡した方が良いでしょう。

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タイ旅行の安全性は!?

中国の旅行会社のデータでは、2020年の旧正月の中国人旅行者の海外で最も人気がある旅行先は日本とタイです。

このデータからもタイ旅行中に中国人旅行者と接する可能性は高いでしょう。もちろん多くの中国人旅行者が新型コロナウイルスに感染している訳ではありません。

ですが、日本国内でも連日のように新型肺炎を発症した中国人旅行者の報道がされている以上、完全に安全な状況とは言えないでしょう。

よって、空港や人気観光地のような、中国人旅行者だけではなく、多くの人が集まる場所には長居しない、もしくはなるべく行かないように気をつける必要があるかもしれません。

しかし、あくまで私の個人的な見解では、リスクはゼロではありませんが、高温多湿のタイの方が乾燥した冬の日本よりも感染リスクは低いのではないかと思っています。

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新型肺炎で観光産業に激震!? キャンセル続出!?

今回の震源でもある中国政府は、感染の拡大を防ぐために、1月25日、国内の旅行会社に対し、全ての団体旅行を中止するよう命じました。

そして、27日からは海外団体旅行も禁止されます。これにより、日本国内の旅行会社もツアーなどのキャンセルが続出しているようです。

また、日本国内からもタイへの修学旅行をキャンセルする高校のニュースを見かけましたが、個人でも旅行を中止する人が増加しています。

このように中国に直接関係しない国への旅行にも影響が出始めていますが、今後の報道次第ではさらにキャンセルなど、影響が大きくなるのは確実と言えるでしょう。

ちなみにタイの観光協会は、旧正月(春節)期間中だけで、少なくとも500億バーツ(約1774億円)もの損失があると試算しているようです。

よって、同じく人気の日本でも同じように巨額の損失が出る可能性がありますが、経済よりも人の命を優先すべき状況下では、厳しい判断も必要なのかもしれません。

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アジア各国の対応は!?

アジア各国の中では、フィリピンが武漢からフィリピン国内を訪れている中国人旅行者を政府がチャーター機で半ば強制送還する計画に着手しています。

また、中国人を対象としたフィリピン到着時のビザ発給を停止、移民局トップが「人の移動を遅らせ、新型コロナウイルスの侵入を防ぐため、予防的措置を講じる」と説明しました。

中国人の入国禁止では、北朝鮮が一番早く入国を禁止する措置を取ったと韓国メディアが報じていますが、台湾も一層の制限をする方針を発表しています。

そして、多くの国で空港入国の際に、サーモグラフィーや健康状態をチェックするカードを配布し、水際対策を講じていますが、その効果を疑問視する声も少なくはありません。

加えて、世界の航空各社が中国便の運航の見直しや運休に動いているので、当面は中国大陸への出入りが制限されるのは当然のことでしょう。

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さいごに

未曾有の感染拡大が懸念されている新型コロナウイルスによる肺炎です。よって、アジア各地へ旅行に出かける人は注意が必要でしょう。

また、個人でできることはシンプルなことばかりですが、マスクは必ず着用すべきです。そして、なるべく人混みを避け、濃厚接触を防ぐように心がけましょう。

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