ワット・バーンライ （Wat Ban Rai）は、タイ仏教史上、伝説の高僧と呼ばれているルアンポー・クーン師、ゆかりの名刹です。
ナコーンラーチャシーマー県（コラート）随一の人気寺院としても有名でしょう。ということで、今回は、名刹ワット・バーンライについて、記事にしたいと思います。
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この記事の目次
ワット・バーンライ（Wat Ban Rai）
ワット・バーンライ（Wat Ban Rai）は、バンコクから約4時間、タイの東北地方、イサーンの玄関口、ナコーンラーチャシーマー県（コラート）にある名刹です。
タイ国内でも最も有名な寺院であり、決してアクセスが言い訳ではありませんが、地元の人々だけではなく、多くの旅行者も訪れています。
今回の旅では、私もこのワット・バーンライを訪れるためにコラートまで行ってきました。もちろんこの寺院のためにコラートまで行く外国人旅行者は稀かもしれません。
しかし、なぜこの辺境の地にも関わらず参拝者が絶えないのでしょうか!? それは、この寺院にゆかりのある伝説の高僧に由来するのです。
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伝説の高僧!! ルアンポー・クーン師とは!?
LPクーン師（1923 – 2015）は、タイ仏教史上に語り継がれる伝説の高僧です。当時、荒廃していたワット・バーンライを再建したことでも有名でしょう。
また、ナコーンラーチャシーマー県に多くの学校、寺院、病院を建設、仏教の信仰によって、貧しい人々を助けた偉人として、現在も大人気です。
また、LPクーン師を一躍有名にしたのは、1993年にナコーンラーチャシマー県のホテル崩壊事故で、137人が亡くなった悲惨な事故でした。
しかし、クーン師のプラクルアンを持っていた人が全員助かったという逸話から、現在も師の御守りは、プレミア価格で取引されるほど、超人気となっているのです。
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象をモチーフにして建てられたホールが凄すぎる!!
ラーマ9世の生誕84年を記念して水辺に象をモチーフにして建てられたホールが凄いです。このホールは、ワット・バーンライのシンボル的な存在となっています。
LPクーン師、亡き後もこれほど多くの参拝者が訪れる理由は、この美しいホールを見に来るからと行っても良いでしょう。
もちろん現在でもクーン師の高徳にあやかるために参拝する人がほとんどです。ただ、このホールの世界観は、まさに凄いの一言でした。
また、日本人旅行者の間では、日本の人気漫画、ベルセルクに登場するキャラに似ていると話題になるほど、かなり神秘的な像も鎮座しており、色々な意味でも楽しませてくれます。
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象のホールの内部も凄かった!!
タイルに絵が描かれた2,000万を超えるモザイクで装飾された象のホール（テープ・ウィッタヤーコム・ホール）の外観が凄いことは明らかですが、実は内部も凄いです。
中央を囲むように螺旋状のスロープのようになっており、上の写真のような仏教の世界観をモチーフにした壁画やモニュメントが随所に配置されています。
そして、屋上からは寺院の周辺を一望でき、開放感もバツグンでした。また、地下にもフロアがあり、なんと鮮やかな電飾が一面に施されています。
どういう意味を持つのか!? 私のような凡人には正確には分かりませんが、その意外さとポップさには驚愕しかありません。これは百聞は一見に如かず、是非、実物を見て欲しいと思います。
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ワット・バーンライ（Wat Ban Rai）の行き方は!?
私はコラートの旧バスターミナルからDan Khun Thotまでバスで行き（38バーツ）、そこからバイクタクシー（130バーツ）で向かいました。
タクシー以外の交通手段は無いとの噂もありましたが、普通にローカルバスで近くまで行けます。ただ、タクシーよりは少し時間は余分にかかるでしょう。
おそらくタクシーでは、所要時間1時間、往復1,500バーツほどではないか思います。ただ、バスとバイタクであれば、往復336バーツで行けるので、かなり安いです。
また、コラートは、バンコクとは異なり、タクシーの台数が極端に少ないこともあり、ホテルで依頼すると、もっと高額になる可能性も否定できないと思います。
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ワット・バーンライ（Wat Ban Rai）に行こう!!
住所：Kut Phiman, Dan Khun Thot District, Nakhon Ratchasima, Thailand
参拝時間：8:00 – 17:00
ナコーンラーチャシーマー（コラート）の市街地からは北に約70キロほど、決してアクセスの良い場所とは言えませんが、多くの参拝者が訪れています。
私はバンコクからバスで4時間、市街地からバスとバイタクで2時間、計6時間ほどをかけて参拝に行きましたが、それでも本当に行って良かったです。
それほど行く価値があると思いました。もちろん、私のような寺院マニアは少ないと思うので、コラートに行った際には足を伸ばしてみることをおすすめします。
ただ、個人的には、都会の喧騒から離れて、タイのローカルな田園風景を眺めながら、こうした旅を楽しむのも絶対に趣があると考えています。
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さいごに
コラートの名刹、ワット・バーンライ（Wat Ban Rai）は、遠路遥々、それでも訪れる価値が高い寺院でした。そして、これこそ、まさに旅といった感じではないでしょうか。
また、この寺院については、私のYouTubeチャンネルでも動画をアップしています。美しい動画にできたと思いますので、是非、合わせてチェックして欲しいと思います。
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