バンコクのタクシー に乗車拒否されたり、ボッタクリに遭ったなど、こうした話はもはや日常茶飯事で、生活の一部と言えるかもしれません。
しかし、なるべくならばトラブルは避けるべきです。ということで、今回は、バンコクのタクシーの料金や乗り方、注意点について、記事にしたいと思います。
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この記事の目次
バンコクのタクシー料金システムは!?
バンコクのタクシー料金は、初乗り35バーツ(1kmまで)からスタート、1km〜10kmまでは、1kmごとに5,5バーツ、10km〜は1km辺り6.5バーツが加算されるシステムです。
また、渋滞などで速度が6キロ以下の場合、1分につき2バーツ、メーター自体も2バーツづつ上昇していきます。
*空港からタクシーに乗った場合は空港使用料50バーツが別途かかります。また(ハイウェイ)高速道路をを利用する場合は、高速料金を乗客が払うシステムです。
空港から公共タクシーを利用する旅行者がこの空港使用料の50バーツを知らずに、不当に請求されたと勘違いするケースが多発しているので、必ず覚えておきましょう。
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バンコクのタクシーの料金と相場を知ろう!!
一般的にバンコク都内でタクシーを利用する場合、近距離であれば50バーツほど、少し離れた場所でも80バーツ前後でしょう。
渋滞に巻き込まれなければ、高くとも100バーツ以内に収まると思います。ちなみにスワンナプーム空港から都心までも300バーツ(空港使用料、高速料金別)ほどです。
空港使用料と高速料金を加えても450バーツを超えることは滅多にありません。しかし、バンコク都内で渋滞に巻き込まれた場合、料金は青天井になります。
時には全くタクシーが動かず、1kmほどの距離でも余裕で100バーツ以上かかるので注意が必要です。歩行者にどんどん抜かれていく悲惨な状態に陥ります。
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バンコクのタクシーの色と種類を覚えておこう!!
黄色と緑のタクシー
黄色と緑のタクシーは個人タクシーです。基本的に交渉になることが多いでしょう。簡単なタイ語が話せる場合にはメーターを利用することも可能です。
タクシーを止め、行き先を言うと、ドライバーが料金を言ってきます。交渉して納得すれば乗車しましょう。一般的にはメーターよりも割高だと思います。
ピンクのタクシー
比較的新しいタクシー会社です。台数も多く、ピンク色が派手なので目立ちます。基本的にメーターを使用してくれるタクシーが多く、旅行者にもおすすめでしょう。
しかし、英語で話しかけるとメーターを使わない場合もあるので、その場合はタイ語でメーターを意味する「ミーター」と言えば、メーターをオンするはずです。
その他のタクシー
ピンク以外のタクシー会社では、オレンジ、黄色、緑、ブルーもあります。これらも基本的にはメータータクシーです。
ピンクに比べると台数が少ないような気がしますが、これらも安心して乗車できます。よって、注意すべきは黄色と緑の個人タクシーだと覚えておきましょう。
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メータータクシーの乗り方は!?
道路脇の歩道からタクシーを止めましょう。流しのタクシーの場合、フロントガラスの右下付近に空車を示す赤いネオンが点灯しています。
また、最近は緑のネオンも見かけるようになりました。手を横に出すのがタイ式で、日本のように手を挙げる方法ではありません。
タクシーが停車したら、ドアを開けて乗ります。日本のように自動ではないので注意しましょう。乗車後、行き先を伝えます。スクンビットソイ4など、ソイを覚えておくと便利です。
走り出したらメーターがオンされたことを確認、あとは目的地に到着したらメーターの表示通り支払います。基本的にタイバーツのみ、細かいお金を用意しておきましょう。
加えて、ホテルやショッピングモールのタクシー乗り場で待っていれば、普通にタクシーが来ます。こちらは日本と同じシステムです。
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交渉タクシーの乗り方は!?(中級者向き)
主に黄色と緑のタクシーになります。タクシーを止めて行き先を伝えると、ドライバーが料金を言ってくるので、納得できれば乗りましょう。
一般的に近距離でも80〜120バーツと言われることが多いでしょう。そして、タイ語を話せるかどうかによって、料金は異なります。
基本的に少し高めの料金をふっかけてくるので、交渉次第ではディスカウント可能です。よって、目的地までの相場を知っている人で、少し高い位ならば乗車もありでしょう。
最近では英語を話すドライバーも増えてきましたが、英語を話した瞬間に観光客料金を請求されます。また、スコールや雨の日は必然的にふっかけられることも覚えておきましょう。
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バンコクのタクシーに乗る上での注意点は!?
乗車拒否に注意!!
バンコクでは乗車拒否は当たり前です。行き先によっては普通に拒否されます。特に目的地が渋滞の多いエリア、渋滞エリアを通過する場合は、高確率で断られるでしょう。
乗車拒否の理由は様々ですが、ある意味ではドライバーの気分次第です。私も10台以上連続して断られたこともあるので、この場合は諦めてBTSやバスを利用しましょう。
渋滞に注意!!
バンコク都心の交通渋滞は世界でも最も酷いと言われています。朝と夕方の通勤や帰宅ラッシュの時間帯は注意です。特に夕方17時頃から19時頃は地獄の時間帯でしょう。
また、スクンビットやシーロム、プラトゥーナム周辺などは特に渋滞します。数百メートルの距離で100バーツ以上料金がかかることもザラです。
ホテル前の通りや観光地の客待ちタクシーに注意!!
ホテルの外の通りや有名観光スポット周辺で客待ちをしているタクシーが停車しています。これらはボッタクリタクシーが多いので注意しましょう。
ドライバーの方から声をかけてくるので分かりやすいですが、中にはカタコトの日本語で話しかけくる詐欺まがいのドライバーもいるので注意が必要です。
深夜に女性一人でタクシーに乗らない!!
世界の常識です。特にタイでもタクシー運転手が女性に痴漢をしたり、暴行を働いたりなどといったニュースが良く報道されています。
土地勘のない海外のタクシーは危険がつきものです。ひったくりなどの話もよく聞くので、暗くなったら女性は一人でタクシーに乗らないようにしましょう。
小銭を用意しよう!!
日本のタクシーでもしばしばありますが、ドライバーがお釣りを持っていないことがあります。特に旅行者は両替時に1,000バーツを渡されることが多いでしょう。
よって、20バーツや50バーツ札は貴重です。タクシーに乗車するときには100バーツ札を数枚持っていれば問題はないと思います。
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バンコクのタクシーにチップは払うべき!?
基本的にはチップは気持ちなので強制ではありません。私の場合では、料金が75バーツだった時に、80バーツを支払って5バーツをチップにします。
とても親切なドライバーに出会った場合には20バーツ札をチップとしてあげる場合もありますが、これは本当にレアなケースです。
あくまで100バーツ前後の料金では高額なチップは必要ないと思います。また、マナーのよくないドライバーには絶対にチップをあげません。
このチップ事情に関しては、タイ人の話をきいても48バーツの料金に50バーツを払うなど、この端数をチップにする人が多いようです。
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BTSやMRTを積極的に利用しよう!!
タクシーは土地勘の無い旅行者には便利ですが、交通渋滞の激しいバンコクでは、BTSやMRTが時間に正確で運賃も安いので、積極的な利用をおすすめします。
トラブルやストレスも少なく、ボッタクリに遭うこともありません。また、近年は路線の延伸によって、今まで陸の孤島だったエリアにも行けるようになりました。
特に王宮周辺やワット・ポーなどにもアクセスが良くなったのは嬉しいでしょう。そして、1日に何度も利用する人は一日乗車券も便利です。
このようにバンコク都心の渋滞緩和に大きな役割を果たし、今後もさらに利便性を増していくのは間違いないと思います。
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さいごに
バンコクのタクシーは、最低限の知識さえあればトラブルやストレスに巻き込まれる可能性は低いでしょう。むしろ便利に利用することができます。
しかし、乗車拒否だけはどうしても回避できません。よって、基本的にはこの環境に慣れるということが重要で、広い心を持って、日本の常識を捨てれば問題ないと思います。
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