ライオンエア の墜落のニュースが報道されています。日本にも就航しているインドネシアの格安航空会社(LCC)です。
離陸10分後にジャカルタ沖で消息を絶ちました。ということで、今回は、悲惨な航空事故とLCCの安全性について、記事にしたいと思います。
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ライオンエア 墜落!? インドネシアの格安航空がジャカルタ沖で消息不明!! LCCの安全性は!?
この記事の目次
ライオンエアが墜落!? 海上に機体の一部か!?
29日午前6時半過ぎ(日本時間同8時半)、ジャカルタ発バンカ島パンカルピナン行きのライオンエアの国内線旅客機が離陸直後にジャカルタ沖に墜落しました。
この旅客機はボーイング737MAX8型で、インドネシア当局が海上にて、墜落した機体の一部を発見、乗客、乗員合わせて189名の安否の確認を進めています。
墜落したのは、ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港出発したJT610便、離陸13分後に連絡が途絶え、ジャカルタから約10キロ北東の海上に墜落した模様です。
乗客は181名、パイロットら乗員は8名、墜落機はこの夏に就航されたばかりでしたが、予定では離陸から1時間後にパンカルピナンに到着するはずでした。
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ジャカルタ沖北40キロに墜落と発表!!
インドネシアの国家捜索救難庁(Basarnas)のシャウギ長官は、29日記者会見を行い、ライオンエアの墜落を確認したと発表しました。
同機はジャカルタのタンジュンプリオク港北約40キロメートルに墜落、水深約30~35メートルの海中に沈んでいるとみられ、ダイバーを動員して捜索しています。
現在、乗客、乗員の安否については不明で、一人でも多くの人が助かって欲しいと思いますが、この事故でLCCの安全性が問われる可能性も否定できないでしょう。
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問われるLCCの安全性について!?
2015年、ドイツのルフトハンザの格安航空部門、ジャーマンウィングスの旅客機がフランスアルプスの山岳地帯に墜落し、乗客乗員150人全員が死亡しました。
LCCの安全性については、一般的に古い機材を使用しているので、大丈夫なのか!? という声も聞こえてきます。
ちなみに、このドイツの旅客機も24年間使用されていた中古のエアバスA320でした。しかし、一般的には整備をしっかりと行っていれば十分に安全と言われています。
よって、飛行機の機材は実はあまり問題ではありません。むしろ最大の問題は、パイロットの管理など、人の問題と言われているのです。
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LCCのビジネスモデルに疑問も!?
徹底したコストダウンと効率的なオペレーションによって、格安運賃を実現したLCCですが、本当に安全と言えるのでしょうか!?
日本でも規制緩和の象徴のように扱われた結果、安かろう悪かろうではないかといった不安の声や安全性に対する疑問はタブー視される傾向にありました。
LCCはいかに少ない機材で多くの便数を飛ばすことがビジネスのキモです。効率よくオペレーションを行い、地上にいる時間は少なければ少ないだけ良いのです。
ここで問題になるのが、人の問題です。中でもパイロットの過労とモチベーションの低下は、重大事故に繋がる可能性があります。
また、労働条件(給与)が良くない航空会社もあり、会社への帰属意識も低く、モチベーションが維持されず、健康管理面での支障が出る可能性も否定はできません。
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ライオンエアだけじゃない!! 世界規模のパイロット不足!?
実はLCCが参入したことにより、世界規模のパイロット不足が起きています。2014年には、日本でもパイロット不足が深刻化し、大量の欠航が相次ぎました。
そもそも航空会社がパイロットを養成するためには、大きなコストと期間がかかります。徹底したコスト削減が目的のLCCでは、パイロットの育成についてもコスト削減は同様と言えます。
多大なコストのかかる実機訓練の削減を行った結果、経験値の少ないパイロットが実際に乗客を乗せた飛行機を操縦するケースが増加するでしょう。
このように、特にパイロットを取り巻く環境においては、訓練の欠落と過酷な労働条件による疲労が実際に問題視されています。
もしかしたら、墜落したジャーマンウィングスのパイロットにもLCCの不安定な待遇が事故の背景にあったのかもしれません。
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さいごに
実は飛行機は世界一安全な乗り物だと言われています。しかし、LCCの参入によって、ヒトのケアに対する問題が顕在化してきました。
最後に、墜落したインドネシアのライオンエアの生存者の救助に全力を尽くして欲しいです。そして、一人でも多くの生存者が発見されることを祈っています。
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