パタヤ は、バンコクから車で約2時間ほど南に下った場所にある人気のビーチリゾートです。タイ国内で最大のリゾートとしても有名でしょう。
しかし、その開発と発展の歴史は決して古くはありません。ということで、今回は、毎年数多くの旅行者が訪れる都市、パタヤの歴史について、記事にしたいと思います。
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パタヤ (Pattaya)タイ最大のビーチリゾート!! 開発されたきっかけはベトナム戦争!?
この記事の目次
パタヤ(Pattaya)とは!?
パタヤは、バンコクから南東に約160キロほど、チョンブリー県内にある特別市です。バンコクから最も近いビーチリゾートとしても有名でしょう。
マリンスポーツを中心に豊富なアクティビティも人気で、毎年数多くの外国人旅行者が訪れ、週末を利用してタイ人も遊びに行くマリンリゾートです。
近年では、ナイトライフを求めてウォーキングストリートなどに旅行者が増えたことにより、タイ最大のビーチリゾートに発展しました。
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パタヤがタイ最大のビーチリゾートに!! きっかけはベトナム戦争!?
パタヤの開発が始まったのは実はそこまで古くはありません。1950年代位までは、観光には無縁の小さな漁村に過ぎませんでした。
しかし、1960年代入ると、ベトナム戦争によってアメリカ軍がラヨーン県にあった空軍基地ウータパオを使うようになります。
これがきっかけで米軍がパタヤを保養地として使うようになり、開発がスタートしました。こうして米軍を相手に宿泊施設や商店などが相次いで流入することになります。
そして、ベトナムの前線から一時休養に来る米兵たちの保養や娯楽地として、急ピッチに発展、バンコクからのアクセスの良さも重なって、旅行者も増え始めました。
結果、当時タイ最大のリゾートだったホアヒンを抜き、パタヤがタイ国内で最大のリリゾート地となるのです。
そして、その後の戦争の集結により、恐慌に見舞われた時期もありましたが、欧米を中心に旅行者が増加、現在では中国などアジア人の旅行者も急増しています。
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パタヤが特別市へ!!
1976年にパッタヤー特別市法が成立、急速な発展と共に旅行者の集中から海の汚染や公害問題など、従来の行政システムでは対応できない問題が生じたことが理由です。
しかし、特別市法の成立でパタヤの開発はさらに進み、北のナクルアから南のジョムティエンまで市街地が拡大、娯楽施設も増えていきました。
そして、急激な外国人旅行者、タイ人旅行者の増加によって、リゾート開発と同時に環境問題が深刻化していきました。
以前はキレイだったビーチも、現在ではゴミや汚れが目立つようになり、水質汚濁や海の汚染、公害などの重要な問題に直面しています。
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パタヤのリゾート開発と快楽産業!!
当初はベトナム戦争による米軍の保養地でしたが、リゾート開発と共に現在のような快楽産業も発展していくことになりました。
しかし、実はパタヤの快楽産業の歴史を知っている人はあまりいません。一般的には米兵が作ったイメージを持つ人も多いですが、実際にこの産業は大きくなったのは80〜90年代です。
パタヤの不夜城とも言うべきウォーキングストリートもスタート自体は60年代と言われていますが、今のような歓楽街の色が濃くなったのは90年頃からと言われています。
また、快楽産業の発展に伴って、暴力団などの犯罪が増えるようになり、2004年には、パタヤの地方紙に地元警察当局による暴力団一掃作戦が宣言されるまでになりました。
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パタヤの行き方は!?
タクシーを利用!!
バンコク都内(空港含む)からタクシーを利用する場合は、公共タクシーを利用する人が多いでしょう。基本的には「パッタヤー」といえば通じます。
所要時間は2時間ほど、ドライバーはホテル名では場所が分からないため、スマホに地図を持っておくと便利です。
ちなみに料金は交渉制で平均1,500バーツ(約5,000円*高速料金含む)です。リムジンタクシーを利用する場合は、空港のカウンターで行き先を告げましょう。
リムジンは2,500バーツ前後、個人的なおすすめはタイコールタクシーで事前にネット予約が必要ですが、パタヤまでは1,500バーツと比較的リーズナブルだと思います。
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バスを利用!!
バンコクのエカマイ(Ekkamai)駅にバスターミナルがあり、こちらからバスを利用することができます。2番出口を降りればすぐです。
チケットカウンターにて、パタヤ行きのチケットを購入しましょう。確か108バーツだったと思います。バスの乗り心地もまずまず、時間に余裕のある人は、特におすすめです。
しかし、パタヤ到着が市内から少し離れたノースバスターミナル(North Bus Terminal)なので、ソンテウやタクシーに乗り換えて宿泊先に向かいましょう。
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スワンナプーム国際空港からバスを利用!!
スワナンプーム国際空港からも1時間に1本のペースでバスが運行しています。料金は122バーツ、空港1階のチケットカウンターにてパタヤ行きチケット購入しましょう。
エカマイ発と到着地が違うので注意が必要ですが、結果的にはタクシーに乗り換えることになり、市内までは高くとも100バーツほどだと思います。
*追記 2019年頃にこのバスを利用したところ、運賃が130バーツに値上がりしていました、物価の上昇と共に今後も値上がりする可能性が高いので注意が必要です。
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新型コロナウイルスの影響でパタヤが壊滅状態に!!
新型コロナウイルスによる外国人旅行者の入国制限によって、タイ国内で最も影響を受けたのがパタヤとプーケットと言われています。
ホテルの稼働率も軒並み10%以下、タイ国内の観光を促す政策で一瞬は賑わいを取り戻すも根本的な解決策にはなりませんでした。
よって、ウォーキングストリートやビーチロード、セカンドロード周辺の外国人旅行者に依存していたエリアは壊滅状態で、オープンしているお店もまばらです。
しかし、2021年に入り、先行投資という意味でもオープンするお店がチラホラ現れるなど、復活の兆しがほんのわずかですが、見えてきたという声を聞くようになりました。
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さいごに
人気のビーチリゾートは、こうして戦争と共に発展しました。日本も朝鮮戦争によって経済が発展した経緯から見ると、少なからず共通点があることに気づくでしょう。
また、ナイトライフや魅惑の歓楽街が特に有名なパタヤですが、次回行く機会があった場合には、歴史を巡る旅もしてみたいと思います。
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