パッポン通りの名前の由来 は、この一帯を開発したパッポン一族の名前が由来で、実はこの通りは現在もパッポン一族の私有地です。
なぜ毎晩道路上にナイトバザールが出店するのか、長年の疑問が解決しました。ということで、今回は、パッポンの成り立ちと歴史について、記事にしたいと思います。
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パッポン通りの名前の由来 地域一帯はパッポン一族の私有地!? 成り立ちと発展の歴史とは!?
この記事の目次
バンコクの人気歓楽街パッポン通りの成り立ちとは!?
第二次世界大戦以前、バナナ農園だったパッポン通り一帯は、二次大戦時に旧日本軍が軍事本部として利用していた場所でした。
そして、二次大戦が終わった頃に、中国の海南島からパッポンという人が移住、一帯の土地を購入し、開発したことからこの通りの歴史は始まります。
そして、パッポン氏がシーロム通りとスラウォン通りを繋ぐ通りを作りました。これが現在のパッポン通りです。
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パッポン通りの開発の歴史!!
1960年代には、長男のウドム・パッポン氏が現在のPatPong1にナイトクラブを作るなど、歓楽街としての一歩を歩み出します。
60年代半ばに入ると、激化していたベトナム戦争の戦地から保養に来るアメリカ兵の遊び場として、さらに発展していくことになりました。
パッポン通りに初めてゴーゴーバーができたのもこの時期です。このように、当初はファラン(アメリカ人)の影響を受けながら、アメリカ人向けの街としてスタートしたのです。
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パッポン通りは現在も個人が所有している!?
実はパッポン通り一帯は、現在でもこの地に移り住み、開発を行ったパッポン一族の所有地です。個人所有という言葉が当てはまるかは分かりませんが、現在もこの一族が所有しています。
私が以前から疑問に思っていた、なぜお昼は普通に車が行き交うパッポン通りが、夜は毎日通行止めになり、ナイトバザールが始まるのか!? という理由もここにあったのです。
それは、この通りがパッポン一族の所有地で、私道だったという理由からナイトバザールの店主たちは、一族から場所を借りて、毎日決まった時間にお店を出店していたのでした。
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パッポンナイトバザール(ナイトマーケット )の歴史とは!?
観光スポットとしても人気のナイトバザール(ナイトマーケット)は、その歴史も古く、スタートは1980年代まで遡ります。
タイの文化と切っても切れないナイトマーケットですが、パッポン氏は30年以上前から毎晩通りを通行止めにして、露天商に貸し出しているのです。
この歴史の古いマーケットは、時代と共に売るモノを変え、現在ではタイの民芸品をはじめ、模造品や偽ブランド品から怪しいグッズまで色々なアイテムが販売されています。
そして、この夜市の名物とも言えますが、本格的な鉄パイプの露店を作っては壊す作業を毎日行っている光景が30年以上続いているという事実には、本当に驚かされました。
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日本のバブルと共にパッポン通りが絶頂期に!!
ベトナム戦争の終結によってアメリカ兵が帰国、パッポン通りも衰退するかと思いきや、日本のバブルと共にタイに進出していた日本人駐在員が遊びに来るようになります。
また、この時期にゴーゴーバーはパッポン通り、ナイトクラブはタニヤ通りといった感じに分かれていきました。よって、タニヤの文化は日本人が作ったと言っても過言ではありません。
こうして豊富なジャパンマネーを元に、パッポン通りも最盛期を迎えます。しかし、そのウハウハな状況から天狗になり、ボッタクリが横行するようになりました。
結果、パッポンはボッタクられるとの悪評が広がり、当時新興で勢いを増してきたナナプラザにお客が流れ、衰退の一途を辿ることになります。
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最近のパッポン通りの現状は!?
近年、パッポン通りに少しづつお客が戻ってきているようです。元々古い歴史を持つナイトバザールも欧米人の旅行者を中心に賑わいを見せています。
また、古い建物をリニューアルし、新しくリノベーションする取り組みも始まっており、今後はさらに新しいパッポン通りに生まれ変わっていくのかもしれません。
開発が過熱しているバンコク都心の中でも、当時の雰囲気が色濃く残っているパッポンが変わってしまうのは少し寂しいですが、これも時代の流れということでしょう。
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さいごに
パッポン通りの成り立ちと歴史は本当に興味深いでしょう。そして、個人が所有しているという事実から私の長年の疑問もついに解決しました。
ということで、次回の出張では、久々に懐かしいパッポン通りに遊びに行ってみたいと思います。せっかくなので、ナイトバザールで買い物も良いかもしれません。
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