タクシー事件簿 からタイのタクシーでのトラブル回避を学びましょう。先日もドンムアン空港で運転手が逮捕される事件が発生しています。
また、ボッタクリの横行が問題にもなっているタイのタクシーです。ということで、今回は、タクシーの事件とトラブル回避について、記事にしたいと思います。
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タクシー事件簿 タイのドンムアン国際空港で運転手を逮捕!! 乗客を脅し400ドル奪う!!
この記事の目次
タイのタクシー事件簿!! ドンムアン空港で運転手が逮捕!!
またしてもタクシーによる事件が報道されています。11月29日タイ警察は逃亡中だったタイ人男性2名、ドンムアン空港とペッチャブリーにて逮捕しました。
この事件の概要は、ドンムアン空港の道路でスワンナプーム空港に行きたいというレバノン人男性をタクシーに乗せます。
当初容疑者2名は、被害者男性に運賃1,000バーツを要求、しかし、目的地に近づくと助手席に乗っていたもう1人の容疑者が料金を1,400バーツに引き上げました。
これに対して、被害者のレバノン人男性は支払いを拒否するも、最終的には400ドルを脅し取られ、車外に逃げます。そして、容疑者はその場を逃亡しました。
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悪質なタクシー運転手に注意!!
タイのタクシーと聞くと悪質なボッタクリを想像する人が多いのは、このようなタクシーの事件が多発しているからでしょう。
確かにバンコク都心でも少なからずボッタクリが横行しています。もちろんこの事件のような悪質なケースはほとんどありません。
しかし、このニュースにはタクシーに関係する事件やボッタクリに巻き込まれないためのヒントがいくつもあるので考察してみましょう。
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このタクシー事件を徹底分析!!
1. 高すぎるタクシー料金の謎!?
被害者のレバノン人男性は、きっと旅行者だと思いますが、そもそもそドンムアン空港からスワンナプーム空港までの運賃1,000バーツは明らかに高すぎます。
通常は300〜400バーツほどでしょう。渋滞に巻き込まれてもそこまで料金は上がりません。むしろシャトルバスが30分に一本のペースで運行しています。
おそらく相当急いでいたため、冷静な判断力を欠いていたのでしょう。また、相場を知らなかった可能性は否定できません。
2. 容疑者が2人!? なぜタクシーの助手席に人が!?
2人の容疑者が逮捕されていることが大きな謎です。私も空港から何度もタクシーに乗車していますが、運転手以外に人が乗っていたことはありません。
公共のタクシーではなく、白タクに乗ったのでしょうか!? しかし、逮捕時にタクシー運転手と公表されているので、きっと公共のタクシーだと思います。
同乗者がいる時点でボッタクリを目的としたタクシーだったのは間違いないでしょう。それにしてもタクシーに2人乗っている時点で恐怖です。
3. なぜドンムアン空港の前の道でタクシーに乗った!?
ドンムアン空港のタクシー乗り場から乗車すると、50バーツの空港使用料を追加で払う必要があります。これはスワンナプーム空港も同様です。
よって、現地在住のタイ人などは、この50バーツを節約するために、空港の前の道路まで出てタクシーに乗車する人も実際にいます。
そして、行き先がドンムアンからスワンナプームなので、きっと空港を間違えて焦っていたため、待たずに乗れるタクシーを探して道路に出たのかもしれません。
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被害者も間抜けすぎる!?
被害者のレバノン人男性は被害者なので、彼に全く非はありませんが、相当不用心で間抜けであることは否定できません。
タイのタクシーに詳しく無い人でも謎の同乗者がいるタクシーに乗るでしょうか!? しかも最初に提示された運賃は1,000バーツです。普通は危険を感じると思います。
よって、容疑者も完全にカモだと感じたに違いありません。そして、400バーツの上乗せがトラブルとなり、最終的には400ドル(約13,000バーツ)を脅し取られています。
急いでいたのならば400バーツ支払って空港に向かうべきでしょう。また、レバノンではタクシーの相乗りが常識なのでしょうか!? それにしてもお粗末に違いありません。
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過去に報道されたタイのタクシー事件簿!!
痴漢行為で罰金1,000バーツ!!
過去にはバンコク都心でタイ人男性のタクシー運転手が乗客のタイ人女性に痴漢行為を働き、タイ運輸省陸運局が1,000バーツの罰金を科しました。
また、この運転手がタクシー(公共交通機関)の運転免許を取得していなかったため、タクシーを所有する会社にも2,000バーツ の罰金が科されています。
ちなみにこの運転手は、タイ人女性客に対して、「胸を出したら金をやる」「2,000バーツやるから性交しよう」などと言った模様です。
そして、女性が拒否すると「銃を持っている。死にたいか!? 」と脅し、女性を無理やり助手席に移動させ、胸や手足を触ったという悪質な行為を行いました。
レディーボーイの乗客にセクハラ行為!!
また、バンコクでタクシーに乗車したレディボーイ(ニューハーフ)の乗客に対して、セクハラ行為を行った運転手に3,000バーツの罰金を科されています。
こちらもタクシーに被害者を乗せた際に「200バーツ払うからホテルに行こう」「天国を見せてやる」などと言ってセクハラ行為を行った模様です。
ちなみに、この事件は被害者がスマホでこの行為を撮影し、SNSで公開、拡散したことで発覚、逮捕に至りました。
SNSで発覚したこのような事件もタイでは日常的に発生しており、実は発覚していない事件も多い可能性が高いので、女性は特に注意だと思います。
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タクシー事件簿から学ぶトラブル回避!!
トラブルを回避するために!!
トラブルを回避するために一番重要なことは、何があっても怒らないことです。笑ってやり過ごせば大抵はなんとかなります。
また、今回のタクシー事件のように人は余裕が無くなった時に、判断力を失う傾向にあり、タイ旅行中は時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
そして、最低限の文化や生活習慣、宗教などを理解する必要があります。そうすることで、相手も理解を示してくれるはずです。
特にタイ旅行に慣れていない人は、少しでも違和感を感じた時に一度立ち止まって良く考えること、これを忘れなければトラブルに巻き込まれることは基本的に無いと思います。
女性のタクシー乗車には注意が必要!!
タイ旅行でも常識とも言えますが、日本人女性のタクシー乗車は、最大限注意が必要です。また、夜間に1人で乗車することは絶対に避けましょう。
目的地と異なる所へ連れて行かれ、銃やナイフを突きつけられて暴行を受けたり、金品を奪われる事件も報告されているようです。
そして、日本人駐在員の話では、女性1人でのタクシー利用を禁止している会社などもあり、過去には実際に日本人女性がタクシーで事件に巻き込まれたこともあります。
ちなみにこれはタイ人女性も同じ認識です。深夜や早朝は1人でのタクシー乗車を避けるなど、地元のタイの人々でさえも防犯に努めています。
タクシー利用時の注意点!!
日本人女性がタクシーでトラブルに巻き込まれないための一つの方法としては、ホテルでタクシーを手配して貰いましょう。
中級以上のホテルでは、手配したタクシーの車両番号を控えていることが多く、タクシー運転手も注意しているので、比較的安全と言われています。
そして、タクシーを利用する場合には観光地や人通りの多い場所での利用がおすすめです。もちろん時間帯にもよりますが、危険を感じたらタクシーを降りましょう。
また、基本的にはバンコク都内ではBTSやMRTなどの電車を利用がおすすめです。時間に正確で運賃も安く、安全なので一石二鳥だと思います。
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実はプライドが高いタイ人に注意!!
タイは微笑みの国と呼ばれているので、温厚なイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、実はタイ人はプライドが高く、激昂的な一面を持っています。
確かに普段はのんびりしていますが、一度頭に血が上るとヒートアップして手がつけられません。実は私も過去に何度も目撃しています。
そして、中には些細なトラブルから殺し合いに発展したり、恋人の浮気が原因で殺人事件に発展することも良くある事例なので、注意が必要でしょう。
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さいごに
人は余裕の無い時に判断力を失います。タクシーによる事件も一般的な危機管理能力があれば、普通に回避できたはずです。
「君子危うきに近寄らず」でしょう。特にタイでは小さなボッタクリが普通の日常に潜んでいるので、そういう意味でも油断は禁物です。
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